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感覚の向こう側

たまには目をつむってみよう

ザーッ

ほーほけきょっ

サバサバサバサバーッ

ブォーーーっ

ドキドキ

。。。

あーとうとうこいついっちまったな、
と思っただろう。

それは否めない。

ただおれはたまには目をつむってみることも
大切なんだと言うことを少し言ってみようと思う。

なぜかって?

ぼくたちは知らないうちに

目で何かを追い過ぎている

からだ。

その原因は、
いつでもどこでも解決してくれる

スマホ

の存在なくして語ることはできないだろう。

道がわからない時、
料理の仕方が分からない時、
乗り換えが分からない時、
英語の言い回しが分からない時。

困った時、やっぱり頼りになる。

これだからスマホってやつは…

手放せない!

。。。

ここで目で何かを追うことが
間違っているとは言わない。

それは動物として
生き延びるために
人間に与えられたものだから。

だけど、どうだろう。

視覚優位になり過ぎた人間は
他の感覚が疎かになっていないだろうか?

電車に乗車した
高齢の方に直ぐ気づいて
席を譲れるだろうか?

歩きつつなんとなく後ろから
自転車の気配を感じて
端っこに寄れるだろうか?

見た目は一丁前な
その人のズルさに
勘づけるだろうか?

太陽の位置感覚で
道を歩けるだろうか?

。。。

どうもおれは
この時代に生まれたその代償として
本来持ち合わせている

感覚

を失いかけているようにしか思えない。

何より世の中には人間としての
バランス感覚を失った人が多いと思う。

それは東京で自分が目の当たりにしてきた
光景がそう思わせているのかもしれない。

。。。

だから、
たまには目をつむって見てほしいんだ。

自分の感性が目覚めると思うんだ。

何より、
普段聞こえなかった
自分の声が聞こえてくると思うんだ。

。。。

そんなことを
小笠原の海を眺めながら考えていた。

あれ、
小笠原も東京じゃん。





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