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【マナシェア中目黒・三軒茶屋】シェアハウスのレシピ⑩『大工さん選び』

 マナシェアのコンセプトを元に何度も設計士さんと話合って、おおよその設計図面が決まったら大工さん選びです。

ハウスメーカーさんはそもそも一気通貫で設計からリノベ工事完了まで、工程管理を含めてすべて流れ作業で決まっているところが多いので、施主としてラクではあります。
建築事務所もだいたい提携している工務店さんがあります。

マナも『マナシェア中目黒』の設計をお願いした建築士さんから工務店さんをご紹介頂く事もできたのですが、今回は別の大工さんにお願いすることにしました。

そう ここでまた物件選びの師匠の信頼貯金をお借りすることにしたのです。

大工さん

 工務店さん(大工さん)を決める前に何社か相見積なるものを取ってみました。
しかし「見積の正しい取り方」を知らなかったマナは、設計士さんに引いてもらった設計図を元に、かなりアバウトな説明だけで見積を出してもらいました。
間取り変更と水回りの仕様、内装の大体のイメージなんかを必死で伝えたのですが、出てきた見積額は会社によって数百万〜1千万単位の違いが出ました。

なぜか?

マナの説明の仕方がザックリとし過ぎていたため、各社それぞれの予想と提案を(勝手に)見積に付加していたからです。
壁ひとつ取っても断熱剤は入れるのか、入れるとしたら全部屋に入れるのか、どういう素材を選ぶのか。。という項目を各社すべて揃えないことには見積の比較なんてできません。
さらに「水回り一式」とか「屋根一式」とか、見積項目にはとにかく「一式」表示が多くて、「一式って何が含まれてるわけ?」と疑問だらけでした。

工務店さんからすると、まだ正式に依頼を受けていない段階で詳細な見積を出すというのは、それだけで面倒くさいというか、時間と労力が無駄になる可能性も高いわけです。なので、できるだけ簡素化して「一式」という形でまるっと出すところが多いのだそうです。
今はもっとシュミレーションが簡単にできるようになっているかもしれませんね。

相見積の他に、「坪単価○○円」という地域相場目安も参考にしました。
しかしこれは新築の時はある程度の妥当レンジは分かるものの、リノベの場合はほぼ参考にならないと思いました。
リノベの場合は購入した物件がどこまでどう傷んでいて、どこまでどう補修するかによって大きく価格が変わってくるからです。

結局のところマナの場合は、物件選びの師匠に信頼のおける大工さんを紹介して頂き、指値依頼させて頂きました。(株か?)
「自分の予算はこれしかないけど、こういうことがやりたい。内装のおしゃれさよりも、屋根の雨漏りとか床がちゃんと水平かとか、壁に穴あいてないかなどの基礎の安全性チェックと補修にコストをかけたい」とお願いしました。

渡辺さん

師匠にご紹介頂いた大工さん(工務店さん)は、ネット検索とかでは絶対に辿り着くことのできない方で、口コミのみでお仕事予約が常に埋まっている状態でした。その投資家さん達お抱えの大工さんを新参者のマナにご紹介して下さった師匠に心から感謝しています。

お願いした大工さんの両手はすべて関節が腫れ上がったまま。
ゴツゴツしたその手は「ザ 職人さん」でした。
今までの豊富過ぎる経験から、私の拙い質問や要望にスルスルと答えて頂けたのもとてもありがたかったです。
できないことは笑いながら一蹴しつつ、代替案を提示してくれたり、気づかないことを指摘してくれたりもし、本当に学びが大きかったです。

でも、見積は「工事一式」(笑)

きちんと細かく見積算出してもらい正確に工事を進めるのか、マナのように概算だけ握っておいて後は柔軟に方式なのか。。好みによって選択が分かれるところですね。

マナはかなり労力はかかりますが、大工さんと直接やりとりをするのが大好きです。大工さんがどういうロジックでコスト計算しているのか分かりますし、どこがお金をかけるべきで、どこはケチッてもさして仕上がりは遜色ないなどというのが肌感覚で分かってきます。
ちょっとしたDIYにもチャレンジして、その場でプロのアドバイスが得られたのもとても助かりました。

特に2軒めの『マナシェア三軒茶屋』は建築士さん抜きで、大工さんと直接話し合いながら設計と仕様を詰めていったので、リノベをする時のプロセスや注意事項、収益構造はある程度クリアになりました。

やはりここでも「何をするかよりも誰と組むか」の重要性をマナは体感したのでした。

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