ブリスベンにも海あるで。静かな【Wynnum ウィナム】へドライブ
4月に私と夫の誕生日があったので、お得意のカーシェアで夕方からドライブに行ってきた。
オーストラリアで格安で数時間から車に乗れる、カーシェアについて詳しくはこちら。
なんと夫の大学のキャンパス内にもシェアの車が。大学生もご用達ってこっちゃな。
ドイツ人の夫のスマホにカーナビさせたらドイツ語で案内始めたので面白かった。日本語でガイドしても同じことだが、英語の発音がプログラムされてないので道の名前などがヘンテコ。
10年ぶりのウィナム探訪
ブリスベンは川の町で、最寄りのビーチといえば80km南のゴールドコースト、100km北のサンシャインコーストだが、実はブリスベンにも「海」はある。それがウィナム。
ブリスベン中心地から東に25kmぐらいで、下道で行ってもせいぜい30分くらいで到着。
海といっても海水浴場ではない。泳ぐのが禁じれているわけではないけど、ライフガードもいないし砂浜も小さいので誰も泳いでない。時々犬がぱちゃぱちゃしている。
周りにはお金持ちがボートを預けてボート遊びを楽しむクラブ、海岸沿いにずっと続く歩道、そこここにカフェ、レストラン、ジェラート屋さんがある。
一般的なビーチリゾートは夜遅くまでパブやバーがやかましいが、ウィナムは静か。ジョギングする人、犬のおさんぽをする人をたくさん見かけた。
夕方、暑さも落ち着いて、海風が気持ちよく、お散歩に丁度いい。海を見ているだけで気持ちが穏やかになるね。
2013年に留学生だったとき、オーストラリア人の友達がこのあたりに住んでいたのでここにはよく遊びに来たものだ。ブリスベンは極東なので鮮やかな夕日は見えないが、それでもマジックアワーに海沿いを歩いたり、海を見ながらテイクアウトしたピザを食べたりするのは楽しかった。
1年の留学を終えて日本に帰る直前、私は帰国するのが嫌で毎日ここに来てしくしく泣いていた。友達が「Enough Sadness!! 悲しみは十分だ!」と言って、よく家で笑える映画を見せてくれた。ティムバートンの映画をその友達の家でほとんど見たかもしれない。
私は当時「日本に帰って半年後に大学出て普通の会社員になってきっと外国なんて二度とこられないに決まっている~私は社会の歯車になって同じ会社に40年勤めるのだ~」と思いこんで、悲しんでいた。しかしその後、私は社会の歯車にほとんどならなかった。新卒の仕事を2か月で辞めたり、派遣社員や契約社員で食いつないだり、単身ブラジルに遊びに行ったり、当時ウィナムで泣きながら心配していたのとまったく反対の人生を歩んだ。
今はあの頃とは違うことを毎日心配している。ビザは大丈夫かなとか、お金は大丈夫かなとか。でも、先のことの心配はほとんど実現しないのかもしれないな。ほとんどが取り越し苦労かもしれないな。とこの地を訪れてふと思ったりした。
桟橋のレストランで海を見ながら晩ごはん
ボートクラブ近くのレストラン、Tide on the Jettyで晩ごはん。桟橋の上にある、バーカウンターとテーブルが少しの小さなかわいいレストランだった。
海は昼間もいいけど、夜もいい。静かな海の音とか、月が水面に移る感じとかがすごく好き。
残念ながら&オーストラリアにしては珍しくベジタリアンの料理が少なかったので、サラダを注文。チーズもパンもとてもおいしかった。
オーストラリアではだいたいどこに行ってもベジタリアンメニューがあるが、ほとんどのベジタリアンにはナッツが入っている。そして私はベジタリアンのナッツアレルギー。ベジタリアン且つナッツなしの食事に出会うのはちょっと難しいかも。
大人2人の食事、ビール、ワイン1杯ずつで合計$90(9,000円)くらいだった。
え!?車で来たんちゃうん!飲んでるやないか!?
ふふふ…オーストラリアではビール2杯くらいまでなら飲酒運転にならないのだ。血中アルコール濃度が0.05以下なら法律でOKとされています。
でも事故ったら元も子もないのでお酒は最低限に、気を付けて運転しよう。
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