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【本の紹介】心に残っている出会いはありますか?ー人との出会い、本との出会いー

秋がやってくるんですね。

ついこの間まで秋なんて来ないのではと思うほど暑かったのに、
9月に入ると突然涼しくなって、なんだか秋めいてきました。

私は、季節らしいことをしたいと思っていましたが、あまり季節に左右されている自覚はありませんでした。

でも普段から本が好きではあるのですが、9月に入った途端読書欲が抑えられず、もくもくと本を読んでは物思いに耽っています(笑)
そんなこんなで、季節にどっぷりつかって生きている自分を感じている今日この頃です。

コロナによって今までとすっかり変わった状況のなかで、夏はどのように過ごしましたか?

コロナで人生計画がめちゃくちゃになってしまったとき、
『私たちもこの環境に適応できなければ恐竜と同じように絶滅していく』
というmanaの名言が私の中でずっと残っています。

このご時世、そしてこの現状で、もはや“我慢をする”というよりは、状況にあったまさに新しい生活様式を自分に“取り入れて”生きていくことの大切さをとても感じます。

結局、失ったものを数えても仕方なくて、今あるものに目を向けて「幸せに生きよう」とすること、その気持ちを失わないようにすることが人生のコツだなと思います。


話はそれてしまいましたが、そんな秋のお供に今日は私の本に関する思い出話とともに【本の紹介】をしたいと思います。

数年前、夜に妹と待ち合わせをしていて妹を待っている間、とあるbarに入りました。
一人で座っていた私に話しかけてくださったAさん。接客業だというAさんは人と話すことがとても好きだと言っていました。私も人と話すことが好きなので短い時間でしたが色々話をしました。

当時仕事や人間関係に悩んでいた私は、その時も本をよく読んでいました。
Aさんと話す中で、「こんな悩みがあって、読んだ本にこんなことが書いてあってとても感銘を受けた」という話をしました。
するとAさんは、「確かにそれはいい話だ、でもその本はあなたの話を聞いてくれるの?」と言われました。
まあそういう考え方もあるかと思って流しましたが、なんとなく解せない気持ちでした。

その後、妹と合流したときにふとその話をしたら、
「話しかけてはくれないけど、でも一生かけてもあなたが話すことができないような人や偉人の話や考えを一定金額をだせば聞けるのが本なんだよ」
と言われました。
当たり前のことなのですが、私はすごくその言葉に感銘を受けました。
そんな妹は全く本を読みません。笑
そして、今もこうしてAさんのたった一言を憶えている私はめんどくさい人間なのだろうと思いますが、やっぱり本って好きだなと思うたびにふとあの一夜を思い出すのです。

だから改めて、Aさんじゃないですけど、自分と違う考えを聞くことができるから、「人との出会いって本当に面白い」ものです。

さて、私が今日紹介したいのは、こちら。
【さよならは小さな声で】 著者:松浦弥太郎


帯にもあるように
著者、松浦弥太郎さんが出会った心に残るすてきなひとについて書かれています。

私はこの本が大好きで、繰り返し読みました。

なかでも好きな一節は
『心の歳を取るということは、自分の瞳の輝きや色をさらにきれいに磨くこと。どんなに歳を取っても心というものは磨くことができて、それは自分の瞳に現れる。人は瞳を磨くために生きていると思った。』(本文より)



あなたにとって、素敵な2020年の秋が過ごせますように。

                                kana

※このnoteはmana&kanaの共同です。投稿の最後に投稿者の名前を書いています。



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