京都の休日 #33 〜雨の日の三十三間堂、新しくなった庭園もエレガントでした〜
雨ふる京の日。
本堂、
三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)が
あまりに有名な
蓮華王院(れんげおういん)を訪れました。
南北120mに及ぶ
総檜(ひのき)造りの三十三間堂。
正面の柱の間が33あることから
こう呼ばれるようになったそうです。
ちなみに、33は
観音様が生きとし生けるものを救うために
変化されるお姿の数のこと。
さて、
堂内には
千体千手観音立像
(せんたいせんじゅかんのんりゅうぞう)が
並んでおります。
観音様がお立ちになったお姿の像が
1000体安置されているということです。
静かな光ただようあの荘厳な光景は
一度拝見したら忘れられないものですよね。
また、中心には
千手観音坐像(せんじゅかんのんざぞう)が
安置されております。
座っていらっしゃる
観音様の像でありながら
高さは三メートルあまり。
穏やかでお優しいお心で
わたしたちを見守って
くださっているようでした。
さらに、観音様方の前に
横に列をなし並んでいるのが
風神・雷神像と二十八部衆像。
観音様とその信者を守る
神様たちなのだそうです。
圧巻の堂内で心清められた後には
庭園へ。
2021年春に
無事その整備が終わり、
東庭の池泉式回遊(ちせんしきかいゆう)庭園が
公開されました。
お池の周りには
美しい花々が咲き誇ります。
訪れた3月末は、
河津桜、椿、桃などが
見頃を迎えておりました。
雨の日でもこちらのベンチに座り
お庭を眺めることができ
嬉しかったです。
せっかくの旅の途中にふいに
訪れた雨の日。
室内で多くの時間を過ごすことになる
三十三間堂は
そのような日にぴったり...
以上に満たされる場所でした。
1001の観音様に
エレガントな庭園の花々に
心洗われるひと時を
過ごすことができたようです。
写真・文=Mana(まな)
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