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5月(皐月・さつき)の行事【八十八夜/端午の節句・こどもの日/母の日…】

「皐月(さつき)」
入りました。

新緑まぶしい季節ですね。

「五月晴れ」の言葉があるように
清々しいお天気の続くこの時は

まさに後楽シーズン。

「皐月(五月)」を始めとする
和風月名については
こちらをご覧ください。




それではさっそくその行事を
みてまいりたいと思います。

(日付や曜日は2023年のものとなります。)

✴︎八十八夜/5月2日(火)

「夏も近づく八十八夜〜♪」
『茶摘(ちゃつみ)』
にも歌われるこの日。

(「野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは
茶摘じゃないか」
と歌詞は続きます。)

立春(2月4日)から数えて
88日目
となるこの時は

霜がおりなくなるため
農作業の開始の目安に。

田植え、種まき、茶摘などが
行われます。


末広がりの「八」の重なる「八十八夜」に
摘みとられた「新茶」は
無病息災、不老長寿の縁起物です。




✴︎憲法記念日/5月3日(水・祝)

1947年(昭和22年)5月3日に
日本国憲法が施行されたことを記念し
制定された国民の祝日の一つ。

「日本国憲法の施行を記念し、
国の成長を期する」
ことが趣旨とされています。




✴︎みどりの日/5月4日(木・祝)

「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、
豊かな心を育む」
ことを趣旨とした
国民の祝日の一つ。

各地の国公立公園は
「無料開園日」となるようです。




✴︎端午の節句/5月5日(金・祝)

男の子の健やかな成長を願うこの日。

こちらの縁起物でお祝いをします。

・菖蒲湯
「尚武(しょうぶ:武道を大切にすること)」、
「勝負」に通づる

「菖蒲」を入れたお風呂で
邪気を祓い、
無病息災を願います。


・こいのぼり
黄河(こうが)上流の滝まで
登った鯉は竜になる、

という「登竜門」の伝説から
立身出世を願うものとなっています。


・柏餅

新芽が出るまで、古い葉の落ちない
「柏」は、家系の「永続」「繁栄」の象徴。

これに包んだお餅は、
この節句の定番の和菓子となっています。


・粽(ちまき)

お餅を笹の葉で包んだこちらのお菓子。

平安時代の宮中では
厄除けの意味合いで
用いられたのだそうです。



1948年(昭和23年)からは
国民の祝日「こどもの日」に。

「こどもの人格を重んじ、
こどもの幸福をはかるとともに、
母に感謝する」
ことが趣旨となっております。




✴︎立夏/5月6日(土)

暦の上では、この日から
立秋(8月8日)の前日までが夏。

立夏・りっか(5月6日〜)
小満・しょうまん(5月21日〜)
芒種
・ぼうしゅ(6月6日〜)
夏至
・げし(6月21日〜)
小暑
・しょうしょ(7月7日〜)
大暑
・たいしょ(7月23日〜)

こちらが夏の間の
二十四節気(一年を24等分した季節)となります。




✴︎母の日/5月14日(日)

五月の第二日曜日は
母への感謝を表す時。

起源は、20世紀初頭のアメリカです。

ある女性がお母様の命日に
白いカーネーションを教会で配ったのだそう。

これがアメリカ全土に広がり
「母の日」が制定されました。

今では世界中でお祝いのされる
「カーネーション」がシンボルの日ですね。








ゴールデンウィークに集まる
皐月(さつき)の行事。

豊かな自然にふれながら、
家族とともに

爽やかで優しい時間を過ごしたいものです。

どうぞ皆さまも
素敵な連休を、五月をお過ごしくださいませ。

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