霜止出苗・しもやみてなえいずる「4月25日～4月29日頃」
霜止出苗・しもやみてなえいずる《第十七候・穀雨（こくう）の次候》を迎えました。
古くから「清明」になると雪が、「穀雨」になると霜が姿をみせなくなると言われているのだそう。
そんな霜のおおいのとれる頃。苗がぐんぐんと育ち始めます。
茶摘み、新茶の季節「八十八夜」（5月2日頃）も間近に。
「八十八夜の別れ霜」はこの時に降りる、最後の霜を表す言葉です。
さて、今回のお菓子は『藤波（ふじなみ）』。
「鈴懸（すずかけ）」さんのものです。
藤のお花がまるで波のごとく、優美に風にそよぐ晩春。
ふんわりしっとり蒸し上げられた生地がこし餡を包む、薯蕷饅頭（じょうよまんじゅう）となっておりました。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？