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◎寒露・かんろ「10月8日〜10月22日頃」《二十四節気》

二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ
「寒露(かんろ)」を迎えております。

日中は涼しく、
朝夕は肌寒さを感じるこの頃。

草花に宿る「露」も
寒々しくみえてまいりましたね。



さて、
今回も「寒露」を

二十四節気をさらに3つに分けた
「七十二候(しちじゅうにこう)」
「和菓子」とともにふりかえりたいと思います。



始まりは、
《鴻雁来 ・こうがんきたる》
寒露の初候
10月8日~10月12日頃


冬鳥たちが、日本へと渡ってくる頃です。

雁(がん)の飛来する雅な姿は
古くから秋の風物詩とされてきました。

この時のお菓子として
ご紹介したのは

福島屋さんの
『秋模様』

これまた秋の空を彩るお月さまに、
紅葉の添えられた一粒です。




続いては、

《菊花開・きくのはなひらく》
寒露の次候
10月13日~10月17日頃


秋を象徴する菊のお花。

いよいよ迎える見頃に合わせ、
各地で「菊まつり」の準備も
始まっているでしょうか。

この時のお菓子としてご紹介したのが
福島屋さんの『姫菊』

お花のもつ可憐さがそのままに
生菓子となった逸品です。




最後は、

《蟋蟀在戸・きりぎりすとにあり》
寒露の末候
10月18日~10月22日頃

秋の虫たちの声が
うららかに響き渡る頃。

この頃の和菓子として
ご紹介したのが
『里柿』です。

こちらも福島家さんのもの。

旬を迎えた柿の輝きが宿った
お菓子の美味しく愛らしかったこと。





涼しく過ごしやすい
日々の続く「寒露」

赤い夕焼け、鱗雲の
美しい季節ですよね。

そのような空のもとでは
紅葉も少しずつ色づいてきていて。



そして、次の二十四節気は
秋最後の「霜降(そうこう)」

さらに、秋は深まってまいります。

芸術の秋、読書の秋、
スポーツの秋、食欲の秋...

皆さまはどのように
過ごされるご予定でしょうか。





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