今日のYOGA。「新緑まぶしい木の下で。」
4/25
11:25。
介護中の祖母がお昼寝を始めた。
昼食を遅らせ
ヨガをすることに。
静寂の中で「自分」へ
戻っていく感じがする。
呼吸の速度も
立っている軸も
意識も
すべてが自分のそれに
戻っていくのがわかる。
認知症と左半身の麻痺がある祖母。
認知症の症状にくわえ、
身体の不自由さに苛立ちをおぼえ、
多くの時間、
赤ちゃんが泣いているかのように
声を上げている。
そんな彼女を
「泣かせない」「あやす」ことに
注力する日々の中では
どうしても
呼吸が速くなったり
軸が祖母の方に傾いたり
祖母にだけ意識が向いていたりする。
こうしてマットの上で
ポーズを取ると
呼吸が深くなり
身体から緊張が
抜けていくのがわかる。
ほっとできた45分。
午後の祖母との時間に
しっかり備えることができた。
4/26
6:45。
寝ている間の食いしばりのせいで
肩甲骨がカチカチに固まっている。
祖母がもう起きていたので
急いでヨガを終わらせないと
思っていると
「ぴしっ」と痛みが走る。
肩甲骨周りを伸ばしすぎて
しまったのだ。
はっとわれに帰る。
慌てている自分に気づかされる。
このヨガの時間で固まっている部分を
「治そう」としなくていいのだった
ただカタいことに気づくだけでいいのが
ヨガだったと思い出す。
基本に立ち帰ることができた
いい朝のヨガになった。
4/27
8:55。
さわやかな気候なので、
近くの公園へ行くことに。
久しぶりの外ヨガだ。
新緑まぶしい木の下に
マットをしく。
やわらかな木もれ日、
そよ風、茂る緑、
優しく伸びる野の花に囲まれ
ポーズをとっていく。
穏やかな時間が流れる。
空に向かって両腕を伸ばすことも
背中で大地が感じられることも
マットからはみ出した時
草が手にふれる瞬間も
どれもが愛おしかった。
外ヨガできてよかった、と
感謝の気持ちが胸いっぱいに
広がった。
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