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今日のYOGA。 「最後の夜@NY/その感情は化石か宝石か」

4/8
11:35。

先日のコンプレックスを追い出そうとしてしまうクセ

の続きのようなお話。

自分の嫌なところやコンプレックスを追い出そうとしないようにすると
ヨガの場合だと、カタい部分を無理に伸ばそうとしないようにすると

自分のコンプレックスだけでなく
他人の嫌なところも気にならなくなることに気がついた。

なんだか不思議な感覚だった。

自分に対して否定的だと
人に対してもそういう見方をしてしまうのだなと。



17:45。

この一週間ほど、ヨガをする時間が増えているおかげで
身体がすごく柔らかくなったことを実感する。

鋤(すき)のポーズでつま先が簡単に
頭の向こうにつくようになった。

首、背中、ふくらはぎなど
身体の背面のカタさが取れてきた。

同時に、それらの場所の感覚も鋭くなってきた

その背面の、首の付け根から背中にかけてがカタくなるのは
私の場合、「〇〇しなくちゃ!」と思う時だと気づいた。

終わらせなければいけないこと、必要な連絡、家事など
本能的(動物的?)にしないといけないことではなくて
人間としてやらなくてはいけないことは
ある程度、「これをしよう」と頭からの指令で動かないといけないように思う。

でもその指令があまりにも過剰になってしまうと
自分自身を追い込んでしまって、
身体にぐっと力が入ってしまうことに気づいた。

背面にぐっと力が入ってしまっている時は
少し頭の指令をおさえた方が良い
のだろうな。

「しなくちゃ!」と思ったことを
一歩ひいて見てみると(書き出してみたりすると)
案外今すぐしなくちゃいけないことでなかったり
そこまで気合を入れるほどの量の仕事でなかったり
自分がしなくても良いことだったりする。

これからは、身体の背面に力が入っていることに気づいたら
これは今私がしなくてはいけないこと?
と自分に問いかけるようにしようと思った。



4/9
11:15。

コンプレックスとの向き合い方を変えてみようと思った日から
ずいぶん気持ちを楽に生きられるようになった気がする。

コンプレックスを受け入れると、そこに意識がいかなくなり
コンプレックスがなくなったのと同じ心境になれる
ことに気づき始めた。



4/10
12:40。

太陽礼拝10回することをやめられないくらいに
日々気持ち良さを感じている。

毎日行なっても飽きないどころか
新たな発見があったり、気持ち良さを感じたりする。

この間までは背中が伸びることが気持ち良いと思っていて
最近は両手でしっかりと自分を支えられていることに
力強さを感じたりする。
自分への信頼につながる感覚。


19:00。

ニューヨークで過ごす最後の日。
マットに座ってまもなく目から涙があふれてきた。

朝からバタバタと荷物を詰めたりしていて
気が紛れていたので
自分が「さみしい」と感じていることに
気づかなかった。

そうか、忙しくしたりしていると
自分の感情に気づけない
のかと知った。

感情ってもっと大きく自分に訴えかけてくるものだと思っていたけれど
意外と埋もれてしまうものなのだと。

日常ではけっこう埋もれたまま放置してしまうことは多くて
時々その化石のようになった感情にふれてしまうことがある。

その感情の化石に行動を妨げられることがあるのも思い出した。

恋愛で傷ついた後に
新しい恋をするのが怖くなってしまったり。
恥ずかしい思いをした後に
新しい挑戦ができなくなってしまったり。

ヨガをしていて、見つけた自分の身体のカタい部分には
その化石があるように思う。
感情って身体にたまるように感じるので。


でも今日流した涙は、ニューヨークの街が大好きで
離れるのがさみしいという愛情からくる涙で
きらきらした宝石のようだった。
こういう感情の宝石は、人生の宝物になっていくだろうなと思った。

このことに気がつけて
今夜もヨガをしてほんとうに良かった。


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二ヶ月半のニューヨーク滞在を、10日早めて
東京の自宅に戻ることを決めました。

ESTA(電子渡航認証システム)で米国に入国しており、
4月中旬以降はフライトの数が現在よりも大幅に減ることから
90日間の期限内に帰国するには、今が最適と判断したからです。
この期限を守ることは、私自身のためでもあり、周りのためでもあり、
多くの方にご迷惑をおかけしないためでもあります。

帰国後は、空港から自宅まで感染症対策のされた個別契約ハイヤーを利用します。
その後14日間は自宅待機をし、それ以降も不要不急の外出を控えて過ごします。

この状況の中で、温かく接してくださる航空会社の方々、空港職員の方々、
丁寧な対応をしてくださる空港送迎サービスを運営されている方々、
衣食住に関わるお仕事をされている方々、
医療に従事されている方々、
心を癒してくれるエンタテインメント業界の方々、
人々をつないでくれるソーシャルメディアを運営されている方々、
ニューヨークでの生活を支えてくださった方々、
すべての方々に感謝いたします。
家族や友人、noteやインスタグラム上で交流してくださる皆さまにも
心より感謝いたします。

恥ずかしながら、一人では生きていけない、数えきれないほど多くの方に支えられ、助けられていることをこれほどまでに感じたことがありませんでした。

当たり前と思ってしまっていたことが、
どれほど尊いことかを日々思い知らされています。
そのすべてに感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、すべての人々が穏やかな日々を過ごせるように
なることを願ってやみません。

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2020年4月11日 機内にて
Mana(まな)

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