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父と娘の壮絶なぶつかり合い。〜大都会東京の夜景で心を回復させた話〜

今日は、実家の父のもとへ行ってきた。

重度のメンタル疾患を抱え、現在精神科へ入院中の私の母の件、今後のことを話し合うためである。


私の父も、そのまた昔に重度の脳の病を患っていて、体の半身に麻痺を抱えながら生活している。

それでも現在の父は、自分のことは自分でできるまでに回復していて、超高齢ながらも病気ひとつせずに暮らす私の祖母と二人、様々な方々に見守っていただきながら、なんとか生活を送っている。

(はじめて私の記事を読んでいただく場合、私の両親の詳細は、こちらの記事をご覧いただけるといいかな、と思います。恐縮です。↓↓↓)


入院中の私の母の現在の状態は誰がどう見たって、体に障害があって、意思の疎通がなかなかに難しい私の父と一緒に自宅で、今まで通りの生活を送れるような状態ではないのである。

にも関わらず私の父の主張は、もうずっと以前から長いこと病的に頑なであり、目の前に迫る現実を、父はいつまで経っても受け入れることが出来ないままでいる。


『お母さんの状態が、たとえどのような状態だったのだとしても彼女を自宅へと戻し、夫婦二人で生活を送ると決めている。』


今日も父は、いつまで経ってもその主張を繰り返していた。

身体障害者の私の父と、精神障害者の私の母

二人きりで協力し、誰の手も借りずに生活を送る……………?

無理なんだよ。誰がどう考えたって。

洗濯もできない、食事の準備や後片付けだって出来ない。金銭的な管理だって実際には、100%私が担っているじゃないか………………。


彼らのフォローをすることに、ひとり娘であるこの私が今まで、どんな葛藤を心に抱えながらやって来たと思っているのだろうか父は。

仮に、母自身が『体の状態的に自宅へは帰れそうにないの。』と言ったのだとしても、それでも父は『そんな母の意志は無視して家へ連れて帰るぞ。』そう言って聞かなかった。


それを聞いていた私は、

は…………??
思考が昭和かよwww

父に対して、そう思ってしまった。


私は、そのようにいつまで経っても頑なである父を前にし、怒る気持ちで、体の奥底から震えが起きたほどであった。

「心底怒る気持ちで満ちたときに人の体って、こんなにも震えが起こるんだな〜!へ〜!!」なんて、妙に冷静に考えてしまったりもして。

「それって、本当にお母さん自身の幸せを考えてるって言える?!あなたは、あなた自身のことしか考えてないじゃない!!そんなんじゃ、お母さんがまた苦しむだけだよ!」

私は泣きながら父に向かい、怒鳴り散らしたのだった。


障害があろうがなんだろうが関係ない。
私は、私が心に抱いた気持ちをそのままに、父にぶつけずにはいられなかった。

父は父で猛烈に怒鳴り散らし、涙を流していて、そこはもう父と娘の、一歩も譲ろうとしない怒鳴り合い、もはや修羅場であった。

(これはフィクションではありません。
完全なるノンフィクションです。ハハハハ!)


このように私の父は、まともな大人同士のコミニケーションが取り合えるような相手ではもはやなくて、そのような両親のことで私は、これまで何年もの間、心の中で葛藤をし続けて来た。

そんな中でも今日の出来事は、過去、一二を争うほどの父と娘の、本音と本音のぶつかり合いだった。

結論としてはやはり、母の主治医から父に向けて、『奥様が家で生活を送ることは、今後はもう厳しいのですよ。』と伝えていただくしかないだろうな、という考えに至り、来週、主治医の先生には時間を取っていただけることになった。


そんなこんなで、実家をあとにした私。
今日は夫が在宅なので、子供たちの心配もない。

そのような出来事の後で、体から力が抜けてしまった私は、ひとり無の境地でトボトボと力なく歩いていた。

そして夕飯を、実家の最寄り駅近くにあるファミレスで済ませた。

そしたらば急に、

あ、そうだ。東京スカイツリーに行こう。

と思い立ったのである。


心にダメージを負ったとき私は、自分が好きな美しいことで、自分自身を満たすことが多い。

美しいスカイツリーと、美しい夜景が無性に見たくなった。

そうして電車に乗り、一時間も掛からずに押上駅に到着。スカイツリーのすぐ足元にある駅だ。


ドドドーン!!!

と、そびえ立つスカイツリーがそこにいた。


スカイツリー、壮観であった。


「シンゴジラとスカイツリーだったら、どっちが大きいのかなあ………?」とか考えた。

綺麗だった。とっても。

せっかく来たのだからと思って、展望デッキまで一人登った。


月と大都会東京の夜景のコラボレーション。エモい。


大都会、東京。

その色々が混沌とし混ざり合って、カオス状態の夜景を見た私の心には、いつの間にか平穏が戻っていた。

ありがとう、スカイツリー。

スカイツリータウンにある私が好きなブランド、MARKS&WEBでまた、スキンケア用品を買うことも出来た。嬉しい。


様々な感情が入り乱れた一日だったけど、私なりにとてもよくがんばったと思います。

また明日からもちゃんと前を向き、やって行こう。



ここまで読んでくださってありがとうございました。また明日、おやすみなさい。

(こちらの記事↓↓↓が、この記事の続編になりますので、よろしければお願いいたします。)


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