北海道の田舎在住主婦です。身の回りの色々を、思いつくままに書いています。趣味は飲み会の…

北海道の田舎在住主婦です。身の回りの色々を、思いつくままに書いています。趣味は飲み会の不良主婦。2人の子育てと地域の若者育て・活性化・まちづくりにも参画したりして、田舎の未来を明るくするため奮闘中です。

マガジン

  • 地域活動(観光まちづくり・地域活性化)

  • 私が繰り返し読みたいnote

    自分の興味・関心があるnoteを集めています。ジャンルバラバラ。

  • 子育て・働き方

  • 身内を孤独死でなくしました

    別れて30年になる父が孤独死しました。その時の気持ちや一連の後始末について記録しています。

最近の記事

田舎、そして小さなコミュニティだからこそ育めるもの

最近、学生の自殺ニュースが目につく。気がする。 悩んでいることを誰にも相談できず、生きることがつらくなってしまったのだろうか。もしかしたら、いじめだったのかもしれないし、失恋だったのかもしれない。ほかにも、10代が悩むことなんて山ほどある。 「なぜ死を選んでしまったのか」「救いの手はなかったのか」 本人が本気で助けを求めて、親しい誰かが本気で助けてあげれば、救える命だったかもしれない。 でも、それは難しいことでもある。だって、子どもにとっての世界は学校しかないから。学

    • 私の暮らしの半径5キロ

      私は田舎に住んでいる。それもドがつく田舎。田舎暮らしには車が不可欠だ。足は車。車がなければ何もできん。 電車?あるわけない。たまに買い出しに行った大きな街で線路に遭遇するとドギマギしてしまう。まして、ちょうど電車が通る場面に立ち会えたときには、流れ星に出会ってしまったような興奮を覚える。子どもたちが一緒なら、なおさら。 バス?スクールバスは走っているけど、行きたいところまで行けないし、数時間に一本しかない。仕事行って保育園のお迎え行って小学生の習い事に付き合って、という生

      • 自粛期間を成長の場に

        2月末、北海道は全国に先駆けて学校が休校になり、不要不急の外出を自粛するよう呼びかけられた。 子どもたちが常に家にいる生活が始まった。我が家は昨日5歳になった娘とこの春小3になった息子がいる。 時々在宅ワーカーの私はちょうど2月末で仕事の契約が終わった。本当なら新たな仕事を引っ張ってきてガシガシ稼いでおきたい時期だったのだけれど、子どもと過ごして数日で「今月の仕事は諦めよう」と思った。 なんせ、朝が来たと思ったら昼が来る。そして夜になる。 子どもが家にいると、そのスピ

        • 不思議話の宝庫だった祖母との思い出

          祖母は霊感の強い人だった。 民宿を営んでいた、2軒分はあるのではと思うほどにでかい家。繁盛期が過ぎて誰もいなくなった2階からはドタドタと走る音がしていた。お正月に身内がみんな席についてご飯を食べているときにも、運動会のような足音。 みんなが集まっているから、楽しそうでやってきたのかもね。なんていっていた。 晩年の祖母が教えてくれたのは、薄暗い裏口から毎晩自分を好いていた男がやってくるという。 彼は自分と結婚したかったようだけれど、自分は気がなかった。しかし自分が結婚し

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        記事

          2020

          新年が始まり、早5日。 新しく始めたことと言えば、筋トレとちょっとの運動。昨年5月から7月上旬くらいまで頑張って続けていた。脂肪こそ落ちなかったけれど、筋肉は確実についているのを実感した期間だった。夏が繁盛期なため徐々にサボりはじめ、すっかり疎かになってしまったので、再び体を引き締めるべくチャレンジする! *** 結婚して11年になった。 10年を迎えた昨年、飛行機移動の旅行を計画していたのだけれど、新年早々に実父の死があり。そんな気分になれず延期にしていた。秋に一周

          ああ、大人になったなあと思う食べ物

          叔母から、にしん漬けが届いた。身欠きにしんと大根とキャベツを漬けた漬物。北海道の食べ物なんだっけ?秋大根がとれはじめると、おばあちゃんたちが一斉に漬けはじめる季節の食べ物。 うきうきして早速、食卓に出す。大ぶりの大根は歯ごたえが良く、にしんや麹のうまみがしっかりしみ込んでいて美味しい。旦那とふたりで「美味しいねえ」と言いながら食べ続ける。 数年前から、こういう「魚×野菜×発酵」的な食べ物を体が欲するようになった。にしん漬けをはじめ、飯寿司なんかもそう。昔は目もくれなかった

          ああ、大人になったなあと思う食べ物

          「今、力を入れるべきこと」に使う一か月

          喫茶店業務と果樹加工の仕事の合間に、小さくだけれどライター業をしている。特に冬場は喫茶店が休業になるので、ここぞとばかりにライター業を増やすのだけれど、今月、すでに約束していた仕事だけにして、他は何も入れないことにした。 私には近いうち形にしたい事業がある。観光まちづくり、という地方でよくある取り組みだ。これをボランティア組織じゃなくってきちんと事業化したいと思って仲間たちと一緒に動いている。過去に地元を何とかしたいと一人で戦っていたときもあった。けど、特に行政を動かそうと

          「今、力を入れるべきこと」に使う一か月

          家族のつながりを意識しはじめた子どもたちへ、さまざまな家族の形を伝えたい

          私には両親のいない姪が2人いる。同じ地域に住んでいる私の親が養育しているのだけど、2人の学校行事や誕生日、そして季節のイベントなんかは私が担当。住まいは違えど、私は2人を我が子と思って接しているし、うちの子たちもお姉ちゃんと思っている。旅行にいくときには2人も必ず一緒だ。 昨日、息子の同級生の女の子に「姪ちゃんたちと息子くんはどういう関係なの?」と聞かれた。私は「従妹だよ」と答えた。 そうしたら女の子「でも息子くんが姪ちゃんたちも家族だって言ってるよ、従妹なら違うじゃん」

          家族のつながりを意識しはじめた子どもたちへ、さまざまな家族の形を伝えたい

          田舎の日々徒然

          田舎は今日も平和だ。 朝からお向かいに住むおばあちゃんが、長芋を差し入れしてくれた。 「年末から息子のところに行ってくる。今度はすぐ帰ってくるから」 高齢の一人暮らし。お子さんたちは心配なのだろう。毎年冬になると1~2か月ほど息子さんのところで過ごしているのだけど、本人としてはやっぱり気楽な自分の家が一番らしい。早く帰ってきたいけれど、息子がうんと言わないと笑う。 今年のお正月、おばあちゃんはうっかり家の電気をつけっぱなしで息子さんのところに行ってしまった。通りがかる

          田舎の日々徒然

          4歳娘とのお話作りが面白かった

          今日は珍しく、娘と2人でおでかけをした。娘の欲しいものを買って、娘の髪を切って、2人でご飯を食べて、というちょっとしたデート。 私たちの住む田舎から、大きなお店や美容室のある町までは車で約1時間。どこへ行くにも最低往復2時間は車の中で過ごすことになる。それは慣れていることなのだけど、今日の帰り道は始まったばかりの雪道に疲れてしまい、家にたどり着く前に眠たくなってしまった。 後ろの席にはゴキゲンで歌を歌っている娘。「お母さん眠たくなってきたから、何かおはなししてー!」とお願

          4歳娘とのお話作りが面白かった

          書きたい、けど書けない。一丁前にスランプってやつ?

          子どものこと、日常のこと、仕事のこと、考えていること。 下書きのまま保存されている文章がたくさんあるのに、どれも書き進められずにいる。 今引き受けている書き仕事も、文章の流れが悪くて差し戻しされてしまった。たった一行、ひと言でさえ1時間くらい悩んでしまう始末だ。 一丁前にスランプの時期が来たらしい。 学生時代、美術部に所属していたのだけど、どうしても絵が描けない時期があった。厳密に言えば描けないのではなくて、思うように描けないのだ。タッチが自分のものじゃないみたい。直

          書きたい、けど書けない。一丁前にスランプってやつ?

          失敗も隠さず語れる心の広さを持ちたい

          自分事としてはあまり人に言わないのだけれど、いち主婦の私は地元の若い兄ちゃんたち(女子の加入が極端に少ないので、ほぼ男所帯)をまとめる団体の長を務めている。 何をしているかと言うと、地域のイベント手伝いや観光への参画、イベントの企画、ほかメンバーがやりたいことの後押し、などなど。 そんな団体の歩みや活動を紹介してほしいと、先日はじめて人前で団体について話すという機会をいただいた。 何を話そうか、半月ほど考えた。ただの自慢事にならず、話を聞いてくれた人のヒントになるような

          失敗も隠さず語れる心の広さを持ちたい

          どの町も課題は同じだから~観光まちづくりに対する焦り

          自分がやりたい事業と同じ種類のものが、隣町で法人化された。 先を越されてしまった、と思った。同時に焦る気持ちでいっぱいだ。 わがふるさとのまちづくりを、ボランティア活動から仕事にしようと奮闘を始めたのは2年前のこと。たまたま引き受けた地域貢献団体に、たまたま役所から観光まちづくりの会議案内が来たことがきっかけだ。 この過疎地で何かできることがないかというのは、ずっと考えていたのだけれど、この会議ではすぐに挑戦できそうな、手の届く距離の事例がたくさん紹介されていて、自分た

          どの町も課題は同じだから~観光まちづくりに対する焦り

          会社に属さない働き方を理解してもらえないモヤモヤ

          お昼前に来週の出店用商品の引き取り、正午から取材1件目、16時から取材2件目。2件目は移動に片道1時間かかるうえ、今日は旦那が不在なので、下校後の子どもたちは実家にお願いしなければならない。 もちろん数日前に実家の了承をもらったうえで予定を立てているのだけど、どうせ帰りが遅くなるなら子どもたちのご飯までお願いして、買い物を済ませてこようと思い実家に連絡した。 ひとまず私のお願いは聞いてもらえたのでホッとしていたら、母が 「最近出歩きすぎじゃないの?疲れてるんじゃないの?

          会社に属さない働き方を理解してもらえないモヤモヤ

          ただ2人の幸せを願う

          田舎が嫌だと子ども2人を連れて出て行ったシングルマザーの妹が、1年経たずに育児放棄し、彼氏に夢中になってしまった。 「ねえちゃん、あいつヤバいかも」 下の妹からそう連絡が来たのは何のめぐりあわせか、3月3日のことだった。我が家が娘の初節句で幸せを分かち合っていた頃、姪っ子2人は子どもを捨てたいと話す親の姿をただ見ていたのだ。 今でも想像するだけで心がギュッとなる。 翌日、すぐに2人を保護しにいった。私の中ではもう妹の元に返すつもりはなく、学校の担任と保育園の担任にはき

          ただ2人の幸せを願う

          「10年前」に憧れていた

          4歳の娘が朝から思い出アルバムを引っ張り出してきた。1年前に保育園で作った作品をまとめたものだ。 折り紙や絵の具を使って作られた作品はとても簡単に作る仕様で、本人が描いた顔らしきものも、カラフルな毛糸の束が暴れているようなタッチ。 それらをひとつひとつ懐かしそうに眺めては、これは足に絵の具を塗ってねえ、と当時のことを教えてくれる。 こんなに小さな子でも、過去を懐かしがるもんなんだな。変な感心をしてしまった。 自分の子ども時代はどうだったろう。 小学生時代は「10年前

          「10年前」に憧れていた