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新しい習い事の体験に行ってイマイチだったとき、夫が出した答えは。

次女は小学一年生。
スイミングと英語を習っています。
長女も同じです。

でも長女は、年長の時からあらゆる習い事をやってきました。
これまでにピアノ、デザイン教室、英語、スイミング、オンラインペン習字。そして今はスイミングと英語だけにしぼった状態です。

次女はというと。
長女が年長の時のデザイン教室には当然私も次女も付き添いになるので、
横にちょこりんと座って、何やら今日の趣旨とは違うことを楽しそうにやっていました。一緒にやらせていただける日もあり、月謝が1人分なのが申し訳ない気になったりしてました(※対象年齢の最低が年長)。

スイミングと英語は親としては生きるために必須、授業の延長、くらいの感じなので、
次女は自分でいわば趣味的な習い事をやらせてあげてなかったわけで。
ピアノは、と聞くと「やりたくない、デザイン教室がよかった」と。

お絵かきや工作が好きで、独特な表現や、ときに画伯の素質を見せる次女を、イラスト教室の体験に連れて行ってみました。そこでは工作もたまにやるとのことで、期待しながら夫と私も見学しました。

その日は缶バッジの製作。
小さな丸い用紙に好きな絵を描いて、最後は専用の器具でバッジに仕上げるというもの。とっても楽しそうで、案の定「やりたい!習いたい!」という反応。やっぱりね、そうだよね。

正直、
「これでこの金額?」とか
「長女のときのデザイン教室と同じかんじかぁ~」
とは思いました。

でも本人の意向を大事にしたいので、
1年くらいやるならそれでもいいかな~と思いましたが、
夫は違いました。

次女の意に反して、却下。

”本人の感性を大事に”
”正解はないから自由に”
”ヘタと思ってもいいから好きなように”
というのは幼稚園までは良かった気がするけど、
そろそろ、
絵画ならうまく描けるようになるコツ、とか工作ならこうやったほうが頑丈だよとか、そろそろある程度の”スキル”が身に着くようなレベルを求めていた私たち。夫は当然ここに通うのは却下。だったんです。

ま~正直私もそれは思う。
もう小学生だし、好きな気持ちは固いんだから、今度は具体的なスキルを!
と思ってはいました。でもあんなに楽しそうにやってたしやる気になっているのに次女が可哀そう・・・皆さんならどうしますか?

悩む私の横で夫が偉そうに「これなら俺が教えたほうがいい」

だと?いくら服のデザイナーだからって?
毎週曜日や時間を決めて、教えてあげられるのか?
それができるのかい?
(いつも気づけばソファを占領していびきをかいている君が!怒)
と心で叫んでしまいました。

でも今回は夫の意志はちょっと固かったようで。

パパ主催のデザイン教室開講!

こんなこともあるんだなあ。

その翌週から、日曜の午前中、パパ主催のデザイン教室が始まりました。
食卓テーブルに二人を座らせ、色鉛筆などを用意。
パパはまっしろな洋服のイラストが描かれた用紙を出してきました。
仕事で使ってるからね、こんなの準備するのお手の物なんでしょうね。

「今日は○(円)を使ってTシャツをデザインをしてください」

二人はきゃっきゃ言いながらとにかく丸いものを家じゅうを探し周ります。ペットボトルの蓋、ビン、キーホルダーの金具、コップなどなど。ひととおり集めてきたらそれを使ってTシャツの絵の中に円を描き、ポケモンだの雪だるまだのを描いていきました。

いやいやガチでデザインじゃん!

まさかここまで夫がやるとは。
私は黙って遠くから見ていたり、途中で買い物に行ったり。

これは良いアクションでした。
体験に行った教室が意に沿わないものでよかったとさえ思ってしまいます。
ママ抜きでパパが子供と向き合う時間。
今まであまりなかったように思うので。

子供がパパと過ごす時間、
ではなくて。

パパが、
子供たちと
向き合う時間。

普段、圧倒的に子供たちと過ごす時間が多いのは私。
夜はもう寝ていることもあるし、朝は30分いたらいいほう。
確実なのは土日だけなのにいつも寝ていたり、サッカー観てたりのパパ。

自転車の乗り方を教えたのもママ。
ホットケーキの作り方を教えたのもママ。
かき氷を作れるようになったのもママの教え。
初めてのお裁縫もママと。
その間、パパはずっとTV観ていびきかいて。私はずっとモヤモヤ、ヤキモキしていたんだ。

どうして土日しかないのに向き合わないんだろう。
自転車の初乗りを私だけが味わっていいの?悔しくないの?
何とも思わないの?どんどん成長してしまうのに。

そのモヤモヤがやっとここで晴れました。
さていつまで続くのか?
数ヶ月後、どんなスキルが身に着くかも、見ものです。





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