将来のキャリアから逆算する子供の教育方針【東京版】
下表は本記事末尾に記した出典を基に、平均年収毎に主な職業をプロットした表である(職業欄の中身は順不同/医師、法務従事者等は独立している場合、実質経営者に読み替え)。
尚、ここでいう年収は額面であるため、手取りで考えるとこの6-7割掛けということになるだろう。
厚生労働省の調査によれば、約53%の世帯が「生活が苦しい」と回答しているとのことだ。凡そ、下の2つのグループの職業の方が該当するのかもしれない。見たところ、エッセンシャルワーカーも多く含まれ、由々しき事態であり、本来的には全般的に賃上げが進むことが理想論だ。
然し、一家庭レベルで考えると、社会全体が富むことに期待しつつ、子供に「何の職業に就くのも自由、好きにするといい」と伝えることは、余りに酷だ。1,000万円以上は貰えるグループに属することができるような学歴や経験を与えてあげたいと思う。となれば、最低でも地方国立・MARCHレベルは欲しい。
以下サイトによれば、学年の半分くらいがMARCHに合格できる学校は、東京の公立高校で言えば国際高校(目黒区/偏差値68)、私立高校で言えば国学院高校(渋谷区/偏差値64)辺りのようだ。ちなみに国学院高校は東京にある625の高校のうち、偏差値で81位に位置しているようなので、これ以上の学校に入るための教育を与えていく必要がありそうだ。(勿論、更に上を目指してくれる分には喜ばしい限りだ。)
勿論、勉強ばかりが人生ではないという考え方も当然あり、子供にスポーツの才能があればそちらに進むことも検討すべきだし、そもそも日本以外の国に住みたいという希望もあるかもしれず、この辺りは子供の希望と現実の摺り合わせになるのだと思うが、生活に困らないレベルを目指すならばここに記載した水準感になるのだと思う。
【出典HP】
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa21/dl/03.pdf
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html
https://gentosha-go.com/articles/-/42130?page=1
https://toyokeizai.net/articles/-/511510
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