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死のリスクのないところに生はない その2
富士登山競走を裸足で完走した私は戦列なゾーン、フロー体験をしました。
その時の拙い思索ツイートの断片をまとめまたり、ブログにまとめたりしました。
そして甲野善紀先生との出会いもこの富士山でのフロー体験と『超人の秘密』の読書によってのご縁でした。
その1
https://note.com/man10000/n/nd39300be4ba3
で書いたように、私は裸足で富士登山競走を走っているときに、
以下のツイートにあるゾーン、フロー特有の意識の変容状態に、
生まれて初めて陥ったのでした。
●きわめて高い集中力を発揮している「研ぎ澄まされている感覚」を味わう
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 4, 2017
●時間が止まったかのような「時間感覚」の歪みを覚える
●陶酔状態に陥り、恍惚感、多幸感を抱く
●痛みや苦しみ、ストレスから解放され、感情のコントロールができる
●きわめて短い時間の中で適切な判断ができる
それ以降、裸足ランニングで様々なチャレンジをしてきましたが、
このような不思議な意識の変容状態が起こることはありませんでした。
しかし「垂直のはだし」、
裸足クライミングで、
それはまた再来したのでした。
しかも今度は自分だけでなく、
参加している仲間が次々とその状態に入るのを目の当たりにしたのでした。
正直、私自身は木登りが苦手で
懸垂もできないし
身体も硬く柔軟性がなく、
クライミングに向いている要素は皆無です。
それなの「裸足クライミング」にここまで強く惹かれるのは、
この意識の変容状態、
ゾーン、フローに魅力を感じていることに他ならないのです。
裸足になることで縦横無尽自由自在にフロー状態に出入りする術を身につけた時に我々は人類の次の進化のステージに到達する。
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 12, 2017
時代錯誤と捉えられがちな裸足ラン。実際、裸足ランナーも履き物が発明される太古の人類にシンパシーを傾け懐古調になりやすい。しかし、もしフローハックとして裸足ランをエクストリームスポーツの代わりに意図的に活用するという方向性を見いだすならばそれは前例のない先進的な試みとなるだろう。
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 12, 2017
もし靴を脱ぎ捨て裸足になりトレーニングを重ねソロやセッションで裸足トレイルすることで、脳内のドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンエンドルフィンを意図的に分泌させる事ができる方法論が確立されたなら、それはもう完全にパラダイムシフトだ。
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 12, 2017
フローになるために靴を脱ぎ捨て裸足で山に入る。
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 12, 2017
そんな未来がもうすぐそこまできている。
もし、これまで薬物の使用や、超一流のパフオーマーを観ること等でフローの疑似体験をするために費やされてきた経済活動が価値を失い、その矛先が裸足トレイルに向かうようになったなら、それはあまりに革命的だ。
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 12, 2017
そして、普通の人がーーつまり、あなたや私がーーフローに入りたいと思うなら、失敗したり、馬鹿げて見えたり、恥ずかしい目に遭うことを進んで受け入れなければならないのです(ハーバード大学精神科医ネッド・ハロウェル)。#超人の秘密
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 13, 2017
裸足ラン、裸足トレイルは「身体的リスク」だけではなく「精神的リスク」も同時に背負うことになる。マイノリティーであるが故、不当に世間から軽蔑され、有事の際には「それみたことか」的バッシングを受けるリスクも、足裏を怪我するリスクと同じぐらい大きい。フロートリガーには事欠かない。
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 13, 2017
自然界は新規性や予測不能性、複雑性に溢れる多様性のある環境であろ、これはリスクとかなり似ている。裸足でアスファルトや舗装トラックを走ることでゾーンに入ることが裸足でトレイルを走ることよりも困難なのはひとえにこの要素の欠落によるもの。
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 13, 2017
感覚入力が多くなればなるほど情報量も多くなり脳はその情報の洪水を処理しきれずに生存戦略として一時的に前頭葉機能を低下させて暗黙的システム発動、これがフロートリガーとなる。手、足をはじめとした外表面の神経末端を閉ざさずにむき出しにすることはこれを惹起させる。
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 13, 2017
(前略)フェイスブックメッセージをチェックしたりするたび、私たちは「この場所」ではなく「あの場所」に存在している。そしてそれと同じぐらい頻繁に、「現在」ではなく別の時間にいる。#超人の秘密
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 13, 2017
フィードバックが直接的であればあるほど「現在」に注意を集中することができるようになり、それが内的なフロートリガーとなる。フィードバックを遮るもの何一つない裸足の優位性が際立つ。#超人の秘密
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 13, 2017
「『もしかして』〔不確実性を意味する〕というのは、ほかのなによりもやみつきなる」スタンフォード大学神経科学者ロバート・サポルスキー #超人の秘密
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 13, 2017
リスクなしのブレイクスルーなどありあえない。 https://t.co/weG6U24lvW
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 13, 2017
グループフローは極めてハックしやすい。
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 13, 2017
聖地、飯能ベアフットマラソンで巻き起こる多幸感がそれを十二分に証明しているだろう。
仲間がいると、「現在」への集中が高まるのだ。それはおそらく、世界で最も簡単なフローハックだろう。#超人の秘密
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 13, 2017
すごいという気持ちはエネルギーになる。それが協力的な気持ちによる興奮であれ、競争心による嫉妬であれ、ある人が大きな成功を収めれば、それは別の誰かの動機になる。これがフライホイールのような効果を生み出す。つまりグループ自体が勢いを得るのだ。#超人の秘密
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 13, 2017
富士山を裸足で登るのは不可能だという心理的障壁は完全になくなった。仲間たちが次々に裸足で軽々と登りはじめている。
— 坂田 満(マンサンダル) (@man10000) August 13, 2017
これらのツイートのうち一つでも心の琴線に触れるフレーズがあったなら、
あなたはもう、裸足クライミングをはじめるべきスタートラインに立っている。
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