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058.自分のネガティブな要素に怖さを感じると、慎みと自己反省になる

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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強みを伸ばすか、弱みを補うかというのは永遠のテーマだと言えます。強みがあるからこそ多少の弱点があってもカバーできるのか、弱みを克服するからこそ人的成長がありパフォーマンスが発揮されるのか、難しい命題ですよね。

確かに結論は出ないかもしれませんが、ここでひとつ考えてみて欲しいことがあります。それが「リービッヒの最小律」です。これはドイツの化学者・リービッヒが提唱する説で、植物の生長速度や収量は、必要とされる栄養素のうち、与えられた量のもっとも少ないものにのみ影響されるとするものです。

分かりやすい例として、植物の成長を桶の中に張られる水に見立て、桶を作っている板を養分・要因と見立てる“ドベネックの桶理論”があります。この場合、たとえ一枚の板(強み)のみがどれだけ長くとも、一番短い部分(弱み)から水は溢れ出し、結局水位(パフォーマンス)は一番短い板の高さまでとなります。

このように、一点豪華であったとしても一つの弱みがその対象の価値を下げてしまうことも、往々にしてあるのではないでしょうか。そして、内包する弱みを自覚すると恐怖を感じるはずです。

ただ、そこに怖さを感じる感性があれば、きっと慎みや自己反省に繋がり、大きな失敗を起こすことはないでしょう。

そう考えると、自分の弱みに思慮しつつ、誰にも負けない強みを1つ磨くのが正しい己の活かし方ではないでしょうか。

Q.あなたにはどのような強みと弱みがありますか?


58.悪い鑑定を見極めて遠ざけ、善い鑑定を見極めて交わる