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089.念は入れ過ぎて困ること無し。101%を目指せば画竜点睛を欠かない

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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世間的に評価される作品のほとんどは、制作者の念が込められているように感じます。念とは想いの強さとされていますが、仏教用語においては、物事をしっかり記憶する心の働きのことを指すものです。

そうであれば、心と体の中で蓄積された思考、感情、感覚、価値観。それらを練り上げたものが“念”と言えるのかもしれません。もちろんネガティブなものもポジティブなものもあるでしょうが、それらすべてをひっくるめての念なのでしょう。

念のこもった作品には想いを越えた、制作者の人生という迫力が詰まっています。その作品と対峙した時、私たち鑑賞者に相反する感情を抱かせます。例えば、とても心が優しくなり温かい気持ちにさせるのに、同時になぜか悲しくて切なくさせたり、怒りと自己破滅性を思わせるのに、なぜか勇気づけられ希望がもらえたり。

サービスやモノに念を込めることは、言葉では語りつくせないけれど心を揺さぶる“魂入れ”とも言えるのかもしれません。そのため、念のこもっていない商品は「画竜点睛を欠く」が如く、どこか物足りなさを感じるもの。

この画竜点睛の“画竜”とは「竜の絵」のことを指します。そして“点睛”は「瞳を描く」こと。つまり「画竜点睛」とは、「竜の絵に瞳を描き入れること」を表し、瞳を描き入れることは絵に表情を与え、魂を吹き込むことを意味します。

そのことから最後の大仕上げや、少しの手を加えることで、仕上がりがいちだんと良くなることを表す言葉として使われます。

念を入れるということはこの画竜点睛の魂入れと同義であり、100%以上どれだけ込めても過ぎるということは無いのです。

Q.あなたはこれまで念を込めた物・サービスがありますか? また魂を感じた作品はありますか。


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