139.志の継続のために何が必要か、自分なりのルーティンを習慣づける
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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日々を大切にするために必要なことは、自分の心中に“志”を立てることから始まります。私たちの生活は意識が行動をつくり、行動が習慣をつくり、習慣が体質をつくり、体質が人生をつくることで成立しています。
つまり、あなたが今何を思い何を行うかで、自分の人生はいかようにでも変わっていくのです。だからこそ、その帰着先となる志を持つことは大切なのです。ただ、最初から大志を抱いてもそれを保ち続けるには相当なエネルギーを要します。
そこで志の維持のために身体動作と想いを一致させる、つまり“習慣”になるまで何度も反芻することが必要になります。そうすれば鍾乳洞の水滴が岩を穿(うが)つかのように、一滴一滴は小さなしずくでも時間をかけて大きな穴をあけます。
これは科学的にみても、脳内の神経回路を強化する作業としても理に適った行動です。最初は努めて繰り返していくと脳でシナプスがつながり、新たな回路ができて習慣になります。この回路には大脳の線条体と新皮質という部分が重要。そして継続して習慣化すると、労せず自然にこなせるようになるのです。
そのためには、視覚や聴覚に刺激を与えることが大切です。志の内容を紙に書き出して目につきやすいところに貼る。そして、それを決まった時間(できれば早朝)3度声に出す。これは非常にシンプルですが、最も効果的な志の維持継続法「ルーティン」です。
ちょっとだけの悪行も、積もり積もれば美しい水に墨汁を垂らしたかの如く濁らせますし、ちょっとだけの善行も、積み重ねることによって濁りよどんだ泥水も澄んだ清水に変えていくように、人生は小さなことの積み重ね。
同じ積み重ねなら、善く積み上げて志を貫徹したいものです。
Q.あなたの習慣は何ですか? 継続するためにどんな工夫をしていますか。