シンプルに書く! 伝わる文章術
4月の図書はこちら。
「シンプルに書く! 伝わる文章術」
著:阿部紘久
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4月から新たな部署に異動してもう2か月。新たな部署で新たな仕事、そこで多くなったのがメールを打つこと。
「この敬語ってなんだっけ」
「これで相手にしっかり伝わるかな」
そんな事を考えながらメールを打っている毎日。
先日、メールを送った相手から自分が既に文章の中で書いていた内容が質問として返信が来た。正直なところ、「この人、俺のメールの内容、全然理解してないな。俺が送ったメールの中に書いてあるやん。」とか思っていた。それを先輩に話したらまさかの返答が来た。
「君の文章は長いし、分かりずらい。」
それを言われて一瞬で汗が噴き出た。理解してもらえないのは相手の理解力のせいだと思ってたのが、実は自分の文章力の無さが原因だった。確かに小学生の頃からずっと国語が苦手で、国語力を伸ばそうと努力もしてこなかった。それがあだとなり、今壁にぶち当たった。
そんな自分にその先輩が紹介してくれたのがこの本。シンプルに文章を書き、相手の共感と理解を得るにはどうすれば良いのか、その文章術が書かれている。
前置きが長くなったけど、ここから要約を書く。この本の中には40個の文章術が書かれているけど、その中で個人的に「あーなるほどな!」とか「うーわ、これ俺やっちゃってるわ。直してこ。」みたいなポイントを絞って書いていく。
ヒャーウィゴー
1.「一文一義」に分ける
普段文章を書いているとよくあるのが、思いついたことをどんどんと繋げて行き、いつの間にか一文が長くなってること。このように一文の中に色んな情報を詰め込んでしまうと、それを全て理解して文末に至らないといけない。そうなると読み手は理解が難しくなってしまう。これって結構ありがちな事だと思う。
そこで意識するのが「一文一義」。一文には言いたいことは一つだけ。それ以外は次の文へ。とにかく文を分けろ!
2.一語でも、一字でも、短く
文章を書く上で、特にビジネスにおける文章においては一語でも一字でも短く書く。そうすると最短で理解/結果に結びつくことが出来る。言葉を削ると情報量が減るのではと思うかもしれないが、むしろ無駄が取り除かれて伝えたいことが浮き彫りになり素早く確実に相手に伝えることが出来る。
じゃあ実際にどうやって文字を少なくすれば良いのか。以下に、本で無駄なですぐに削れる言葉として紹介されていて共感できたものを二点だけ挙げる。
文の形、動詞の形をシンプルにする
「~において」「~にとって」「~によって」「~としては」「~とは」「~ということは」「~を行う」「~がある」
話し言葉特有の無意味な言葉を削る
「~の方」「~という形」「~の中で」「~自身」「~自体」
「~に対して」「~になります」「~いく」「~くる」
この二つの例、恥ずかしながらめちゃくちゃ使ってた。。
これらは実際には無駄な言葉で一字でも削れるように心がけていこう。
➡これらは実際には無駄な言葉で一字でも削れるように心がける。
とにかく一語一字でもいいから削れ!
3.浮かんできた言葉を漠然と書かない
よくありがちなのが、文章を書いている最中に頭の中に浮かんできた言葉をそのまま文章に起こしてしまう事。そうすると何が起きるか。読み手に伝わりずらくなる。
漠然と文章を書いてしまうと「言いたい事からズレてしまう」「時系列がバラバラになる」「話があっちこっちと飛んでしまう」など、読み手にとって理解が困難な文章が出来上がってしまう。そうすると理解や共感が得られない。とにかく思いついたことは思いついた順に漠然と書くな!
今回この本を読んでみて思ったのが、いかに自分が下手な文章を書いていたのかという事。それを気づかせてくれたこの本は正直、読んだ本の中で上位に入るくらい面白かった。(笑)
ぜひ、読んでみて欲しい。
お わ り
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