町のピアノ教室♪忙しい子供達
忙しい子供達。
塾、ピアノ、スイミング、バレー、サッカー、英会話等々。
一日にいくつも掛け持ちしている子も居る。
そういう私も小学生の頃は塾、そろばん、ピアノ、書道と飛び回っていた。
でもね、発表会となったら他の習い事はお休みしてでも、ピアノに専念した。
だって全員の演奏を聞くことが当たり前だったから。
途中で帰ったり、遅刻して行ったりなんて有り得なかった。
ところが、今年の発表会は「塾が有るから」「他の習い事が有るから」と言う生徒さんが続出。
と言うことは、自分の出番のみ来て、早々に引き上げると言うことな訳で、
他の演奏は聞かないのね?
ピアノやその他の楽器もそうだが、上達への近道は多くの演奏を聞くことだ。
「せっせと演奏会に足を運んでいます」と言う方は良いが、普段スマホで聞いてますって方は、生のピアノの響きを楽しむチャンスが発表会なのに。
それも教室には無い、ベヒシュタインのフルコン。
講師演奏もあるんだよ。先生の演奏を聴けるチャンスなんだよ。
兎に角ピアノの音色を堪能しようよ。
そしてみんなの演奏を聞いて、「来年はあの曲が弾いてみたい」と憧れの曲を見つけようよ!
とここで嘆いてみても、生徒さんには生徒さんのご事情があるのでしょうから強くは言えませんが。
何だか発表会の意味が変わってきているのかな?
自分のお子さんがスポットライトを浴びている時間だけが大切なのかな?
発表会ではなく、勉強会とかおさらい会と名前を変えて、全員の演奏を聞いて感想を言い合ったり出来る場にしたい。
過去にやったことが有るのですが。。。不評でした。
昨年は会場内にクイズをたくさん出して、景品は発表会終了後にしか配らないとしたところ「今帰るんだから下さい。」とか「最後に戻ってくればいいんでしょ。」とか言われて、スタッフはかなり凹んでおりました。
講師演奏すら興味がない方々に、最後まで演奏を聞いていただくことは難しいのでしょうかね?