エールのCherry Blossom Girlのボーカルは、絶対スザンヌサンドフォーに違いない!(オススメMV #138)
こんにちは、吉田です。
オススメMVを紹介する連載の138回目です。(連載のマガジンはこちら)
今回は、皆さん一度は耳にされている「Cherry Blossom Girl」という楽曲を中心にライブ動画やMVを紹介します。
カフェなどで音楽配信サービスのUSEN(昔でいう「有線放送」)の音楽がBGMとして流れていることがありますが、幾度となく耳にするきれいな女性ボーカルの楽曲があります。
それが今回メインとなる「Cherry Blossom Girl」という楽曲で、私の好きなフランスのエール(Air)というエレクトロのデュオがリリースしているBGMとして聴くにはぴったりの楽曲となります。
まずはその楽曲だけを聴いていただきたく、以下のリンクからYouTubeのオフィシャルチャンネルの楽曲を聴いてみてください。
エールの「Cherry Blossom Girl」です。どうぞ!
「オススメMusicVideo」と銘打った連載にもかかわらず掟(おきて)破りの楽曲のみの紹介から始まりましたが、この楽曲、どうですか?
美しい女性ボーカルの歌声が印象的ですが、サラッと聴けて雑味(ざつみ)が残らない不思議な楽曲ですよね。
詳しい話に入る前に、軽くアーティスト紹介をしておきましょう。
エール(Air)はフランスのエレクトロデュオで、1995年結成なのでもう30年近くも活動しているご長寿デュオとなります。
ライブ動画などを見るとお若く見えるのですが、お二人とも54歳というから結構なお年ですね。
この連載では2回目の登場なので、ご興味ある方は以前の回もぜひご覧ください。(コチラ⇒「不思議なアニメーションMVのお祭りだ!」)
この「Cherry Blossom Girl」は、2004年リリースの3rdアルバム「Talkie Walkie」からの1stシングルとして同年にリリースされました。
上にもチラッと書きましたが、「Cherry Blossom Girlを聴くぞ!」と思って聴くことはなく、ほとんどがカフェで流れるBGMとして聴いており、しかも1回や2回ではなく確実に10回以上聴いています。
それだけBGMに適しているということで、放送側も認識して流しているのではないかと思われます。
そして、ここで皆さんにご覧いただきたい動画があるのです。
残念ながらオフィシャルMVはありませんが、ライブ動画がYouTubeにアップされており、ぜひともこのライブ動画をご覧ください。
エールの「Cherry Blossom Girl」のオフィシャルライブ動画です。
このライブ動画を見られて、何か不思議に思いませんか?
そうなんです、ボーカルの女性がいないんです!
なな、なんと、この美しい女性の歌声の正体は、エールのジャン=ブノワが歌った声をエフェクトを掛けて女性の声のようにしているのです!
この事実を知ったときは正直ショックで(なぜショックなのかは分からないのですが...)、それ以降カフェでこの楽曲を聴いても「どうせオッサンが歌っているんだ...」と不思議なガッカリ感だけが生まれてしまいます。(楽曲としては素晴らしいのは理解しているのですが、理性と感情が別物であることを思い知らされるばかりです)
そこで最近は、カフェでこの楽曲が流れたときに私の脳内で即座にある変換をしながら聴くようにしています。
それは、「Cherry Blossom Girlを歌っているのは、この女性なんだ」というワケが分からない変換です。
その女性こそ、スザンヌ・サンドフォーとなります。
またまたライブ動画ですが、スザンヌ・サンドフォーが歌っているこちらの動画をご覧ください。
ロイクソップの「Running To The Sea」です。どうぞ!
美しい女性が美しい歌声で歌っている様(さま)は、まさに芸術です。
もちろんロイクソップの楽曲自体も素晴らしく、何度観てもこのライブ動画は飽きません。
ロイクソップ(Röyksopp)はノルウェーのエレクトロデュオで、本連載でも過去5回も登場しているという私のお気に入りのアーティストです。
ご興味ある方は、ぜひ過去回もご覧ください。(過去回はコチラ⇒軽めの1回目、ガッツリとした2回目、ぜひ観てほしいメインの3回目、こちらもオススメの4回目、またまた軽めの5回目)
話がそれますが、ロイクソップには名作と呼べる素晴らしいMVがあり、上にもリンクを貼ったメインの3回目でも紹介していますが、今回もオマケで紹介させていただきます。
ロイクソップの「What Else Is There ?」、ぜひご覧ください!
もう何も言うことはありません。
MVの解説は過去回にありますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。
(解説付きの過去回はコチラ⇒「現実と紙一重の向こう側」)
話を戻して、今回の主役とも言える女性を紹介しましょう。
スザンヌ・サンドフォー(Susanne Sundfør)は、ロイクソップと同じくノルウェーのシンガーソングライターで、美しい歌声を聴く限りはシンガーではないかと思ってしまいますが、自身が作詞作曲した楽曲によるアルバムもリリースしている歴(れっき)としたシンガーソングライターです。
2013年のトム・クルーズ主演のSF映画「オブリビオン(Oblivion)」の主題歌を歌っていることを今回ネットで情報収集する中で初めて知り、私が認識していた以上に欧米ではポピュラーなアーティストなのかもしれません。
ロイクソップは女性シンガーを引き立てる楽曲が多く、上の「What Else Is There ?」で組んだカリンもそうですが、スウェーデンのアーティストであるロビンと組んだ楽曲も素晴らしく、もちろんスザンヌ・サンドフォーとのジョイントも最高です。
しかし、楽曲は素晴らしいものの、MVとしては「うーん...」というものもあり、なかなか微妙なところです。
上でライブ動画を紹介した「Running To The Sea」についても、オフィシャルMVがあるのですが、再見はなく、今回久しぶりに観ましたが当分観ることはない感じです。(決して悪いワケではないのですが、私との相性はイマイチです)
ちなみに、そのオフィシャルMVはコチラ。
ロイクソップの「Running To The Sea」のMVです。
映像はともかく、スザンヌ・サンドフォーの歌声は素晴らしいですね。
ついでに、スザンヌ・サンドフォーが歌うロイクソップの楽曲で、私のお気に入りのポップでノリノリの楽曲があるので、そちらも紹介しましょう。
ロイクソップの「Never Ever」です。
ノリノリの楽曲に組合させる映像は、なんと表現していいのか...
楽曲だけでは聴くことはあるのですが、正直このMVは観ていて疲れるのでなかなか観ることはありません。
しかし、悪いわけではなく、ダフト・パンクをオマージュした映像やDeee-Liteに影響を受けていると思われる映像など、攻めているMVであり、私の中の評価は高い部類ではあります。
(ちなみに、Deee-LiteのMVについても過去回で紹介しているので、ご興味ある方はぜひ!⇒「ダンス系洋楽MVの三連発!」)
しかし、こうやってあらためて聴いてみると、「Cherry Blossom Girl」のボーカルの声とスザンヌ・サンドフォーの声は違いますね。
人間の認識というのは曖昧なものだと思い知らされた今日この頃でした。
さて、今回はBGMとしてオススメの「Cherry Blossom Girl」から始まり、後半はスザンヌ・サンドフォー特集のようになってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
まとまりのない回になってしまったようにも思えますが、それぞれ趣(おもむき)は異なれどオススメのMVやライブ動画ですので、お楽しみいただければ幸いです。
ではまた次回に。
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