見出し画像

横浜のマーケットとコニサー倶楽部用に各種ブレンドをつくる…

 9月に入っても猛暑が続いているが、仕事のほうも相変わらずで、ほぼ毎日5~6件のミーティング、そして外部との交渉が続いている。横浜フェスが終わり、今はウイスキースクールの開校に向けてコンテンツを決めている最中だが、来月の7、8、9の3連休には横浜のハンマーヘッド周辺で、「横浜ベイウォークマーケット」が開かれる。我々ウイ文研はベイサイドウォークエリアに3日間出展し、そこでウイスキーの大試飲会を行うことになっている。そのための4種のハイボール、同じく4種のお土産ボトルの制作にもかかっていて、とりあえず、コンセプト、中身、そしてラベルについては決定した。

 横浜で開くということと、今年がジャパニーズ誕生100年ということで、ペリーにちなんだハイボール用のウイスキー、そして焼酎、スピリッツを提供しようと思っている。1つは「横浜ペリーハイボール」で、これはアメリカンとアイリッシュを混ぜてハイボール用にオリジナルウイスキーをつくる。ペリーの母はアイルランド出身で、1853年の浦賀、翌54年の横浜に、ペリーはスコッチとアメリカンの樽を積んでいたからだ。

 2つ目は「浦賀ハイボール」で、これは1853年7月、初めてペリーが浦賀にやてきた時、交渉にあたった日本の役人に振るまったのがスコッチとアメリカンだったことから、スコッチとアメリカンを混ぜてハイボール用ウイスキーをつくる。3番目は「100年ハイボール」で、これはジャパニーズオンリーのブレンデッドウイスキーだ。そして4番目が「琉球ハイボール」。ペリーは日本に来る前に当時の琉球を訪れている。

1853年5月から6月にかけてで、この時琉球に開国を求めて、首里城で尚王家と交渉にあたっている。その時尚家からアメリカ人に振るまわれたのが「サキ」で、これは今日の泡盛だったと考えられるので、泡盛をブレンドしてつくろうと思っている。若干の黒糖も入れて味の調整をするかもしれないが、それは当時、奄美も琉球の一部と考えられていたからだ。もともと西欧では、琉球は日本とは別の国と見られていた。

 それぞれのラベルも完成し、あとはブレンドしてボトリング(?)するばかり。当日は3日間、1杯500円くらいで提供しようと思っている。まだ暑さが続いているだろうから、ガンガンのハイボールである。

 その準備も大変なことになっているが、その翌週の10月15日(日)は、コニサー倶楽部発足の記念すべき第1回イベント。すでに詳細は発表済みで、入場チケット、抽選券は発売開始となっていて、抽選ボトル30本はすでに決定済み。先週からは、そのハズレ券のための100mlのオリジナルボトルの制作にも入っている。つまりハズレなしということだが、その8種とは、すべてブレンデッド(?)で、ラム、テキーラ、芋、黒糖、泡盛、ジンの他、焼酎オールスターというのもある。テイスティングしてみたら、どれもこれも面白い。何を混ぜているかは秘密だが、それぞれ10~20種類を混ぜていて、そのコンセプトも、なかなか面白いと思っているのだが…。いずれにしろ、これはハズレ券。今のところ個別に売ることはないと思っている。

 コニサーのこのイベントでは、もちろん私の基調講演もあるし、これからのコニサー倶楽部の活動方針についても発表したいと思っている。スクールをオープンするので、月1~2回のペースで、コニサー倶楽部会員だけのイベント、セミナー、テイスティングを企画していきたいと考えている。ツアーも目玉のひとつで、さっそく11月25・26日(土日)に、第1弾として〝晩秋の新潟ツアー″を企画している。行くのは順番に越後薬草、新潟亀田、そして吉田電材の3つの蒸留所である。すでに旅行会社とミーティング済みで、近日中に募集を開始したいと思っている。定員は25~30名。第1優先はもちろん、コニサー倶楽部の会員である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?