日本が戦後奪われてしまったもの

おはようございます。

バブルが崩壊し、元気がないと言われる日本。
しかし、GDPはいまだ世界で3位です。

にも関わらず、日本は自殺大国です。
「食うに困らない。買いたいものは買える。」
どこに不満があるのだろうとずっと不思議でした。

最近では、見えなかった貧困が顕在化しているので
一概には言えませんが。

何が原因なんだろう?とずっと考えてきました。
「希望が持てない。」「夢が見つからない。」
「生きる意味を見出せない。」
などかなと。

バブル崩壊後もなかなか悲惨なものかなと思います。
上記の理由により「地下鉄サリン事件」が起こってしまったのだと考えています。

「希望が持てない」「夢が見つからない。」
「生きる意味を見出せない。」
の理由はなんだろう?ともっと根本的に考えると
戦後、日本のアイデンティティを奪われてしまったのです。
それは何かと言ったら

「神話教育」の廃止です。

GHQによって「神道」に関するものは
全部学校で教えないことになりました。

戦前の日本では、「日本書紀」が歴史の教科書として取り扱われていたのです。

「天皇」は神々の子孫だ。とする
神道が、日本の強さの秘密と考え消したかったのです。

合っているかどうかは別として
「我々は何者か?どこから来たのか」を示す拠り所が「神話」にはあるのです。

キリスト教でいえば「新約聖書」
イスラム教でいえば「コーラン」
ユダヤ教で言えば「聖書」

「神話」がアイデンティティを作ります。

イギリスの歴史学者
アーノルドJトインビー氏は
民族が滅びる3つの条件を言っています。

 ①自国の歴史を忘れた民族は滅びる
 ②全ての価値を物やお金に置き換え心の価値を見失った民族は滅びる
 ③理想を失った民族は滅びる。

今の歴史の教科書には、縄文時代から弥生時代に
不自然な空白があります。

戦前には、教えていたことが揉み消されているのです。

「神話」が失われたことにより、
自分たちの拠り所を失い日本が元気を失っているのだとすれば恐ろしいことです。

「君の名は」で、「形だけの儀式で何のためにやるのか分からなくなってまった。」とおばあちゃんが話すシーンがありますが「神話」を知らない日本も
その状態になっているのだと思います。

「全ての物に神が宿る。」という
神道の思想は、日本の誇りです。

先祖を敬い、家族を敬い、他人を敬う。そして自分を敬う。

この原点を取り戻すのが今必要だと思います。

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