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みんなに好かれなくていい。誰かのために生きればいい。

 こんにちは。写真家のMiNORU OBARAです。記事をご覧いただきありがとうございます。

 本日は、おすすめスピーチシリーズです。先日、オバマ元アメリカ合衆国大統領の絵本をご紹介した流れのままいろいろ探していましたら、10年以上前の映像を見つけました。ニューオリンズでオバマさんがとある少年の質問に答えたときの映像。

 これまた、感銘を受けましたので、それについて記事にします。

 ちなみに、この記事を書いているまさにその最中に、アメリカでは大統領選挙の開票が進んでいます。トランプさんとバイデンさんに世界の興味が注がれていますが、僕の今日の記事のテーマはオバマさん。

 まずはその映像から。たったの2分半なので、ぜひ。

" Why do people hate you? "


 ニューオリンズでのこのスピーチの最後にオバマさんは、ある少年からの質問を受けます。

 この少年の名前は Terrence Scott(テレンス・スコット)くん。4年生。

 オバマさんに直接マイクを向けられて、テレンスくんはこう質問します。

" I have to say, why do people hate you? "

「どうしてみんな、あなたのことが嫌いなのですか?」

 純粋なテレンスくんの質問に、会場からは苦笑いも溢れます。しかし、オバマさんの切り返しがすごい。

" That's what I'm talking about. Terrece, I appreciate that. "

「僕はまさにその話をしたかったんだよ。テレンスくん、ありがとう!」

 さて、純粋ゆえの単刀直入な質問に、オバマさんは何と答えるのでしょうか。

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オバマさんの答え


 まず、オバマさんは笑いながらこう答えて会場を和やかにします。

" Firts of all, I did get elected President so not everybody hates me now I don't want you to. "

「まず、僕は選挙で大統領に選ばれたんだ。だから、全員が僕を嫌っている訳ではないから、誤解しないでね。」

 そして、こう続けます。

「でももし君が、最近のテレビを観ているとしたら、君は、みんながいつも僕に対して怒っていると感じるだろうね。でも、それは当てにならないんだ。」

 政治的に、政党が牽制しあったりすることは当然だと、オバマさんは優しく語りかけます。

” I think they are worried about their own lives. A lot of people are losing their jobs right now. A lot of people are losing their healthcare, they have lost their homes to foreclosure and they are feeling frustrated. ”

「人々はみんな自分の人生に不安を抱えている。たくさんの人がいままさに職を失い、保険の適用も受けられず、家を差し押さえられている。たくさんの人が鬱憤をためている。」

” When you're President of the United States, you've got to deal with all of that. ”

「でも、もし君が大統領になったら、君は、この全てのことに向き合わなくてないけない。」

 そして、オバマさんは続けます。

「どれかがうまく運べば、その反面、どれかがうまく運ばないことだってある。すると、非難を受ける。でも、それが大統領の仕事なのさ。」

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オバマさんの言いたかったこと。


 最後にオバマさんは、テレンスくんをより一層優しい眼差しで見つめながら、こう言います。

” So you have just got to keep on going even when folks are criticizing you. ”

「だから、誰かに非難されようとも、君は進み続けなければならないよ。」

” Because as long as you know that you're doing it for other people. ”

「なぜなら、君がしている事は他の誰かのためであると、君は知っているんだから。」

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 世界中の全員に好かれることなんて不可能で、それを求めても苦しいだけですよね。

 それなら、手放すことは手放して、ただただ誰かのためになると信じる事をひたむきに続けること。その大切さを改めて教えられました。

 たとえ誰かに非難されても、まっすぐ生きていれば、誰かは好きでいてくれる。落ち込んだ日にも、家族は笑って「おかえり」を言ってくれる。そんなこんなで世界は保たれているのかもしれませんね。

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 本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 オバマさんの絵本をご紹介した先日の記事は、こちらです。まだの方はぜひ。

 それでは、また次回!

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□ 写真集『アフターコロナに会いましょう -完全版- 』 

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