子育てを成功ー失敗、正解-間違いという見方をするのはどうなの?

ときたま書店にて子育てを「成功」させる、もしくは「正しく(正解)」行うために親はどうすれば良いか?という疑問に答えてくれそうな本を見かけるが、そもそも子育てを成功-失敗、正解-間違いなどの2軸で考えることがどうなのかと思う。

筆者の考えとしては、こんな2軸で子育てを考えるのではなく、どう共に幸福を追求していくかを試行錯誤することと、選んだ道・行ってきたことをどう正解にしていくかに注力することが大切だと思っている。

子育てを成功-失敗、正解-間違いと捉えると、親・子双方にとって苦しくなるではと。例えば、親がもっと早くから、あの習い事をさせておけば良かった。こんな風に接すれば良かった。のように、後悔とも受け取れる失敗を吐露して、子どもに伝わった場合、大袈裟かもしれないが、自分の子育て=失敗と思う可能性もあるのではと思う。

それが自己肯定感、ひいては幸福に繋がるだろう。もちろん、試行錯誤していく中で失敗もたくさんするはずだが、それはほぼ挽回できることで、子育てそのものが失敗になることはない。

人間には他者に認められたい承認があるので、世間的に成功といわれる子どもを育てることが親にとってのステータスになるという考えは理解できる(この欲求を満たすためのものが上記のような本になるだろう)。

ただそれが本当に親・子どもにとって幸せかは別問題。世間一般の指標に惑わされずに、自分たちにとって何が良いかを考えたほうが幸福という観点では良いはずだ。

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