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日本と海外の子育ての違い

私は、もうすぐ2歳になる娘の子育てをしております。子育てをしていると、ふと疑問に思うことがあります。子供はこの上なく可愛いのですが、「こんなにも子供中心に生活をする必要があるのか」と。それと日本の子育ては世界基準で見たらどうなのか。

そこで、本日は「日本と海外の子育ての違い」と題して各国の子育て事情をお伝えします。特に子育てにあるべき論を持ち込み疲弊している方々に読んで頂けたら幸いです。


子育てにも文化的背景が影響している

日本では公共の場に出た時に子供が騒がしかったり、動き回っていたりしたら、「周りに迷惑をかけない」、「静かにしなさい」など注意をすることが多いです。場合によっては、怒鳴ることもあるでしょう。

一方、欧米(アメリカ・北欧)だと、余程のことが無い限り、注意すらしません。というのも、子供は騒がしく落ち着きがないものと皆んなが認識しているからです。社会全体が受け入れているんですね。言うても、迷惑がる人はいると思います。子供を公の場で怒鳴ると、虐待とみなされる可能性もあるようです。

これには文化的背景があるのではと考えています。日本は「皆んな同じが良いこと」、「協調性」を重んじます。たとえ子供といえど、公共の場では周りと同じように振る舞うことを求めます。一方、アメリカや北欧は「自主性」や個人個人の意思を尊重します。大人は大人。子供は子供という感じなのではないでしょうか。

個人的には1人の親として、周りにどう思われようが、多少の自由な振る舞いは許していきたいと思っています。

生活様式も異なる

日本は子供が出来た瞬間に、子供中心の生活に変わります。特にお母さんは常に子供と共にすると思います。生まれたての子供は1人じゃ何もできないので、当然と言えば当然ですが。

ただ欧米では、大人の生活に子供が入り込む感じです。もちろん、子育てはしっかりしますが。寝室も風呂も基本別々です。赤ちゃんの時から専用のベッドがあり、親は5分置きに見に行くか、カメラで様子を確認します。

フランスとかだと、夫婦2人の時間もしっかり確保し、祖父母やベビーシッターに子供を預けて、ディナーに行くのもよくあるらしいです。 

これらは全て子供の「自主性」を育てることと、世の中は決して自分中心では無いということを思わせるためなのではと考えています。

日本では、全部親がしなきゃいけない感がありますが、もっと周りに頼ったり、もう少しテキトーでも良いんじゃないかなと思います。

根気詰めて、疲弊して、育児ノイローゼになるより、はるかにマシです。

日本の子育ての問題点

日本の親御さんは子供中心の生活を送っているのがほとんどです。海外と比較しても、子供と接する時間は一番長く、子供に尽くす点は世界でも随一かと思います。

子供のためと思い、協調性の必要性を説き、皆んなと同じ振る舞いをするよう求めます。それゆえに、コレもダメ、アレもダメと注意する。

ただ、これらは子供の自主性と個性を消す可能性があるのではないでしょうか。

これからの時代は個を活かす時代、個性と一人ひとりの意思が大切になります。

そんな時代に日本の従来の子育てはミスマッチかもしれません。

また、優秀な親であればあるほど、子供の欲求を先回りして、全てを満たしてしまいます。最悪の場合、子供が大人になるまで自分の意思を持つことができなくなるかもしれません。そのまま社会に出されることを考えると恐ろしいです。

親はずっと子供中心の生活をしていると、子供が巣立った後に、急に心がポカっと穴の空く日々を送るようになるかもです。
すると、今度は親が子供に構ってちゃんへと変貌する恐れがあります。子供が家庭を築くと、今度は孫中心の生活になる。孫が構ってくれなくなると、生きがいを無くし、急に老いることもあるかもしれません。

特に自分が子育てを全部しなきゃと思い、心身共に疲弊している方は思い詰めずに少し気楽になりましょう。日本の子育ての当たり前は世界では当たり前ではないです。

子供ためにも、自分のためにも、これまでの子育てのあり方を変える必要があるかもしれませんね。

以上で「日本と海外の子育ての違い」と題してお伝えさせて頂きました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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