自律した子にするために、親ができること


以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は、「自律した子にするために親ができること」についてお話しします。

子育てにおいて、「どうすれば良いのか?」、「自律した子に育てたい」と考える親御さんも多いでしょう。

私自身、4歳の娘を持つ親として、将来は自律した人になってほしいと願っています。

また、学習塾で働いている経験から、成績が良い子は自律している印象を受けます。

自律とは、「自ら考えて判断し、行動すること」です。自分で考え、行動できる子は自律していると言えるでしょう。

では、どうすれば子どもを自律させることができるのか、そのために親ができることを見ていきましょう。

一番大事なのは、「失敗を許容する」ことです。失敗を恐れると、子どもは自分で考えて行動しようとしません。

親自身が失敗する姿や、試行錯誤する姿を見せることが重要です。

これは率先垂範になります。親が完璧であると、子どもは生きづらくなります。

自分の身近な大人が失敗する姿を見せることで、「完璧な人なんていない」と理解し、チャレンジしやすくなります。

この考え方は、著名な麹町中学校の元校長の工藤勇一さんと神経科学者の青砥瑞人さんが書いた「自律する子の育て方」という本にも記載されています。

本書では、大人が失敗したり、挑戦している姿を子供に見せることで、子供が失敗を恐れずにチャレンジしやすくなると述べられています。

しかし、子どもが踏み出せない時には、具体的な声かけが効果的です。

「どうしたいのか」、「どうしたのか」、「助けが必要か」など、子どもの意見や考えを尊重する問いかけが、自立への一歩となります。

一方で、ダメ出しは避けるべきです。子どもが何も求めていないのに一方的にダメ出しをすると、ポジティブな行動へのモチベーションを損ないます。

子どもの自律性を育むには、トラブルや環境変化に対応できるよう、様々な経験をさせることも大切です。

特に集団スポーツなど、新しい環境や挑戦が求められる活動を通じて、子どもの自立心を養うことができます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、良い一日をお過ごしください。

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