見出し画像

初対面の大学生3人がチームとして完成した話。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

前回投稿した「最近学んだグルディスやミーティングに使えそうな話」の続編で、今回も以前参加したセミナーで考えた話を書きたいと思います。

今回は特に、「チームの雰囲気づくり」に焦点を当てて、書き留めようと思います。

原体験としては、初対面で学年も違う3人チームが、最高にエモいチームになるまでのことを書いています。

あくまで僕の経験に基づいていますが、読者の方にとってチームワークとかコミュニケーション面で何か共感していただけると幸いです。



チームの結成

前のnoteにも書いたセミナーの3人チーム。学年も居住地もバラバラで、オンライン下でのはじめまして。

週1、2回のzoomセッションを組んでチーム作業を進める3ヶ月が始まりました。最初は互いの成果物を持ち寄って課題を完成させながらも、どこかお互い遠慮してる状態だったと感じています。



チームの完成に向けての転機の瞬間

忘れもしません。きっかけは、グループでの課題が始まって3週目のセッション終了間際でした。

セッションが終わる前には、いつもチーム内で個人のパフォーマンスの振り返りをする時間が設けられていました。その時、こんなことを講師の方からご指摘いただきました。

せっかくブランディングを学ぼうと集まって結成したチームです。皆さんの学びをより大きなものにするために、良いところだけじゃなくて改善すべき点もしっかり指摘し合いましょう。


そのマインドセット後、zoomのブレークアウトルームで振り返りが始まり、お互いこれまではあまり言及してこなかった「改善した方がいいんじゃないかな?」っていうポイントを指摘し合いました。

でもその振り返りのはじめ、僕は自分から切り出すことができなかった。オンラインで温度感が掴めない中、ストレートに指摘することが怖かった、講師の方のマインドセットがあったにも関わらず。


そんな中、一人メンバーが切り出してくれました。

これまでの僕の良いパフォーマンスも弱いところも。弱点は自分でも薄々気付いていましたが、話の一文が時々長くてわかりにくくなるところ。

でもそれだけじゃなかった。彼はそれに続けて、

でも話が長くなるのは純粋に悪いことじゃないと思う。多分まもちゃんが、言葉選んだり伝え方考えたり、めっちゃたくさんのことを短時間に頭の中で考えてるからやと思う。考えるスピードを上げること意識してるのもアリやし、逆に話すスピード上げることを意識したら考えるスピードも自動的に上がると思うよ!

って指摘してくれました。



彼のすごいところは、チームに「なんでも指摘しあえる雰囲気(指摘しやすくなるきっかけ)」を作ったことだと思います。その切り出しがきっかけで、チームメンバー全員が発言しやすい空気感になったと感じています。

発言•行動っていう目に見える部分だけじゃなくて、背景にあるその人の思考とか価値観とかの目に見えない部分まで考えてくれたことも嬉しかった。多分そこまで考えてくれたからこそ、提案も具体的になったんだろうなあと思いました。





そしてその次の週の振り返りの時間

自分はその週のセッションで、先週の振り返りの時間にチームメンバーに指摘されたことを意識して、行動も改善してみました。
そしてセミナーのメインセッションが終わり、振り返りの時間に入りました。

振り返り開始直後、指摘をしてくれたメンバーともう一人のチームメンバーが僕に、
「まもちゃんお疲れ!まもちゃん話すスピードも簡潔さもめっちゃ良くなったね!」って。

あれは本当に嬉しかったなあ…
改善したことにすぐ気付いてくれて、良かったよ!って言ってくれるメンバーって素敵じゃないですか?

それ以降チームでは、前回改善余地として提案したことができるようになっていた時には真っ先にそこを褒める、というのがお決まりになりました。


1. お互いの良いところも改善ポイントも、指摘し合う。
2. 指摘は遠慮しない。
3. 改善が進んでいるポイントは、きちんと褒め合う。

この3つがチームの中で習慣化されていったポイントだったと思います。

お互いぎこちなかったセッションも、だんだん本当の意味で思ったことは言い合える関係性になっていました。



セミナー最終回、達成感だけじゃなかった


そしてチームでの最終発表が終わった時…、自分は泣きました。チームの皆はそれ見て笑ってたけど!←

それは多分、自分がそのチームに対して抱いている感情が「達成感」だけじゃなかったからだと思っています。

確かに、ブランディングの課題は難易度が高かったけど、それ以上にもはや初対面とは思えない関係性とかチームメンバーの相乗効果とか…。いろんなものがあったと思います。

でもたくさん要素の原点にあるのは、お互いがお互いの強みや弱み、パフォーマンスアップに対して真剣に向き合えたことだと確信しています。真剣に向き合うからこその連帯感、団結ですもんね。


まとめ

良いと思うことも、指摘しづらいと思うことも、指摘し合う。

それも成果物のためじゃなくて、メンバー個人のために。友情や信頼関係は、後から勝手についてくる、言葉で生み出すものじゃない。


当然ながら、どんなに口だけで「言いづらいこともなんでも指摘しあおう!」と言ったとしても、その指摘が攻撃的だったら、なんでも指摘しあえる空間なんて築けないんですよね。むしろ、一回攻撃的な指摘の仕方をするだけで積み上げたものも崩れるかもしれない。

そしてチームの雰囲気について提案するとき、その提案の中の具体的な行動をきちんと習慣化させないと、チームの雰囲気作りはできない。こう思います。


どんなチーム、組織でも、その雰囲気や風土はすべてメンバーの行動の積み重ね


組織の中では快適な雰囲気づくりのために、自分の行動をしっかりと考えて、積み重ねていこうと思います。

今回もここまで読んでくださって、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?