日本語教師を一年やって大変だったこと(Part2)
みなさん、こんにちはSasayuです。
前回、日本語教師を一年やって大変だこと(Part1)を書きました。
今日はその続きを書いていきます。
前回は主に教案づくりについて書きましたが、今回はそれ以外のことについて書いていきます。
2.1日中日本語のことで頭がいっぱい
前回、教案づくりが大変だということを書きました。
そのせいで1日中日本語のことで頭がいっぱいになります。あまり遊ぶ時間もありませんし、だれかと話しているときも、「あ、この文型使ってる。」なんて思っちゃったりします。
職業病みたいですね。(笑)
授業では学生に対して、間違った日本語を指摘したりしますが、日本人だって結構日本語をまちがえています。
そう考えると適当でもいいのかな?って思いますが、勉強は勉強ですから、どうしてダメなのか。何だったらいいのか。しっかり教えなくてはなりません。
他のことが手につかず大変でした。
3.事務的な仕事(サービス残業)
日本語学校で働いた場合、欠席が多い学生に電話をしたり、
出席簿の管理、宿題の丸付けなどがあります。
わたしの働いている学校では、非常勤は授業のコマに対して給料が支払われているので、それ以外の時間は完全にサービス残業となります。(常勤も残業代が出ているのか怪しいです。そこはまだ聞いていません。)
全部の学校がそうではありませんが、そういう学校が多いですね。
丸付け、出席簿管理などが分業されている学校もありますが、少ないです。
仕事に慣れてくると、余裕ができて、休憩時間に事務作業を終わらせてしまう先生もいますが、新米の先生は、授業の内容で頭がいっぱいなので、そんな余裕がありません。
そういった面も大変なことの一つでした。
4.ヤンキー学生への対応
ヤンキー学生ってなんぞや?
やる気がなく、全く日本語を覚えないので、ずっと一番下のクラスに居座り続ける学生のことです。
彼らは宿題もまったくやってこないし、文型練習で当てても全く答えることができません。彼らのせいで授業のリズムがよく崩れます。
なぜか私は一番下のクラスを担当することが多かったので、けっこう大変でした。
教案づくりをしながら、ヤンキー学生の相手をしなければなりませんからね。。。
周りの先生方に聞いても、担当したくないとみんな言います。(笑)
とりあえず現状考えられる解決方法↓↓↓
・おもしろい授業でヤンキー学生の気を引く
・ブチ切れる
・あきらめる
・おもしろい授業でヤンキーの気を引く
正直これはかなり難しいです。
ヤンキー学生は、今までまじめに勉強してこなかったのでほとんど日本語を話せません。
20課の授業をしていても、ヤンキー学生は10課ぐらいまでの語彙しか覚えていません。
ですから、楽しいクラス活動を考えてきても、そもそも理解していないので、結局やる気がなくなっていきます。
もちろん、気を引くことができてしっかり勉強もさせることができれば、それが一番いいんですが。。。やはり難しい。
・ブチ切れる
正直、これが一番ききます。
でも何回も切れるのはよくないですし、怒ることによって使うエネルギーも半端じゃないので、できれば避けたいです。
でも、一番きくんです。(笑)
でも、本当にヒステリックに切れてしまってはいけませんね。
ですから、意識的に条件を決めてキレるようにしています。
Sasayuは3回は優しく注意して、4回目でブチ切れます。
学生のリュックを外に出して「帰ってください」(語彙コントロール)と言ったり、机を蹴ったりします。(意識的にキレているので、絶対学生にぶつからないようにしています。)
これは賛否が分かれるところかもしれませんし、先生の性格によっては、かなり悩むところです。
「あとは休みにしますよ」とカマをかけたり、主任の先生に報告して国の家族に連絡したりすることもあります。本当に疲れます。
・あきらめる
ときにはあきらめも肝心です。
教案作成で疲れているのに、ヤンキー学生の相手は本当に大変です。
もう注意すらしません。
どうぞ寝てください。どうぞケータイをいじってください。とは言いませんが、見ないふりをします。
そのほうが静かで、まじめな学生のためになります。
(※普段は注意もしますし、ケータイもすぐに没収しています。)
あきらめるときはあきらめないと、本当に体力が持ちません。
ですが、教師としてのスキルを身に着けてできるだけ「あきらめる」ことを減らしていきたいですね。
5.教材はほぼ実費で準備しなければならない
教科書類、各種日本語、文型辞典はすべて自腹です。
そして各練習カードも自分で作ります。
もうここまでくると私ってドMなんじゃないかとさえ思ってきます。
好きなことを仕事にしているようなもんですから、いいんですけど。。。
まあ、一度教材をそろえてしまえば、自分でプライベートレッスンをすることもできますし、教師の入れ替わりも激しいので、しょうがないんですかね。
幸い作った教材を学校でコピーするのはタダなんですが、噂によるとコピー代も請求される学校もあるとかないとか。ヤバいですね。。。
6.まとめ
1年間日本語教師をやって大変だったことをまとめましたが、
書いてみると大変なっことばかりでした。汗
実は、新任の先生は普通週2コマから始めるらしいのですが、何も考えていなかった私は週4コマからスタートしたので倍大変でした。
特に大変だったのは、教案づくりと、ヤンキー学生の対応ですね。
ですが、これを乗り越えたことによって、人間的にも、日本語教師としての質も少なからずはレベルアップできたのではないかと思っています。
この記事を読んだ方、日本語教師になるのをやめようかな。。。
なんて思ったかもしれません。本当にすみません(笑)
どうしても吐き出したかったんです(笑)
でも、1年たってもまだ日本語教師を続けているのは、世界中の人と関われる仕事であり、日本に夢を持ってきている外国人の助けになれる仕事であるからだと思っています。
今回割と悪い話ばかりしてしまったので、次回はもっと明るい話を書きたいと思います(笑)
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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
Sasayu
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