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コロナ時代のコミュニケーションと繋がり

ふと思ったのですが、以前まで満員電車って本当に解決する未来が来るのか?そもそも鉄道会社はどうしたら潰れるんだろう、潰れるイメージよなと思っていたのですが、コロナとは。
というか満員電車が減るって鉄道会社にしてみれば損な気がするから、どちらかといえば満員を作り出して稼ぐシステムの様な気がするけど、これが使えなくなったから、どうするんだろう。
周りの不動産だけで、お客さんが減った利益を賄えるのかしら。

あと全国の病床数が見れるサイトを見つけたのですが、
感染者の絶対数だけで見たら、過疎な地域がやっぱり安全なんだと。
ベッド数が足りてなくて、デッドライン超えているとこもあるけど、基本的に2桁。
そういう意味だと、沖縄と富山はなぜこんなにも高いのだろうか。


さて、今日ふと買い物のために久しぶりに街に出たのですが、飲食店は本当に営業していなくて、やっていても人が少なかったり、時間が短かったり、ダメージを感じました。

もうどうやらコロナとは、過ぎ去るものではなく、お友達になる様な雰囲気が漂い始め、この騒ぎは1年は続くなと。
個人的には、6割が感染して集団免疫を付ければ収束へと向かうと思っていたのですが、そうもいかなさそうで、経済も回しつつ、どの様にして付き合っていければ良いのか。
みんな凄い問題をえげつないスピードで解いているからこそ、毎週常識が変わっていく凄い世界だ。時代の変化が目に見え過ぎ。

そんなコロナの渦中にいる飲食店でも潰れるお店と、生き残るお店の2つがありそうだと思い、何でだろうか考えてみました。

生き残るお店

自分が家族などと外食に行く時に必ず行くお店があり、多い時には週に1回通っている夫婦経営のレストランがあります。

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ここのお店は周囲と比べて比較的に人通りが少ない場所にあります。
またここから歩いて3分くらいのところに「サイゼリヤ」という安いイタリアンチェーン店があります。
そんな中でこのお店は、多分自分が生まれた時にはあったと思うので20年以上、経営し続けています。

どちらも味は美味しいのですが、
自分はこの2つのお店のどちらに行こうか考えた時に、迷いなくこの夫婦経営のレストランを確実に選びます。

なぜなら「心地よい空間」だからです。その中の一番のポイントだと思うのは「ママさんの人柄が凄く良くて、コミュニケーションが気持ちいい」からです。
いつも行くたびに凄く気を使って頂いているおかげで、どんな調味料よりも料理が美味しく感じます。
(サイゼリヤも好きだけど、料理の味はこっちの方が美味しい。)

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メニュー表はママさんのお手製で、これだけ書いてあるのに見やすいし、分かりやすい。

いつも気持ち良いコミュニケーションをとって頂くので、
本当にお皿の片付けとか、ママさんの仕事が少し楽になる様にお手伝いしています。
お客さんと店員さんではなく、上手く言語化出来ませんがそれ以上の関係があるのです。本当にいつも良くして下さる。ありがたい。

昔から続いて、多分コロナでも潰れないのは、今までの素晴らしいコミュニケーションがあったからこそ、ずっとお客さんがい続けてきたからだなと思いました。
お店が続くという意味でも”繋がり”を維持するためには、何よりも相手を想う対等なコミュニケーションが大事だなと実感しています。

このコミュニケーションによって、料理以上の価値を感じているため、周りがどんなに安くてもこのお店が選ばれ続けます。
常連さんで回っているからこそ潰れるリスクが周りよりも低いと思うのです。

潰れやすいお店

つまり、この逆で、効率化のためにコミュニケーションがbot化して、合理的な経営をしているところです。
これは悪いとかではなく、お金を稼ぐための仕組みなので仕方ないのです。
より多くの人に来て、より多く買ってもらうためには、人を数字として見て合理的な采配をした方が、資本主義的には正しいのです。

飲食業界は、回転数と客単価が大事ですが、基本的に飲食業界で目につくのは「安くて美味しい」なので、回転数も結構意識しないといけません。
だから新規顧客に目がいきがちで、既存はクーポンとかでまた来る様にしているのかなという印象を受けます。(システム的に仕方ない。)

でも思ったのが、このビジネススタイルって極論「売れば売るほど、お客さんを減らすシステム」の可能性があるなと思いました。
なぜなら、ターゲット層がだいたい集客できたとした時に、その人たちをリピートさせる動機って「安い、美味しい」ぐらいしかないと思うのです。

つまり、
満たされた社会で効率化に焦点を当てると、役に立つ以外の理由で「あなた」から買う理由がなく、固定のお客さんが定着しづらくなってしまっています。
だから飲食業界はレッドオーシャンなのですが、消費者側としてはクオリティ高くてありがたい。(どれを食べてもハズレがないのが当たり前。)

そのためコロナによって、効率化・システム化された場所へ足を運ぶ人が減ってしまい、レッドオーシャンがブラックになっているのかなと。

全ては人間関係の様に

システム化が悪いとは思いません。そのおかげで食べれている人がいて、受け手が幸せになるから。

でも世の中の動きとしては、一旦交流がストップしたからこそ、無駄な交流から排除されていっています。
その中でも人間は「繋がりたい」って欲求があるからこそ、コミュニケーションが今、インターネットの中で活発に起きています。

でもZOOMとか、ネットの中でリアルと同じ様に満足出来るものないので、この先、6月とか?からギリギリな範囲でリアルに求めるのかなと思います。
そのギリギリというのが、1・2時間で済ませられて、人の交流がそんなに激しくなくて、慣れ親しんだ場所なのではないのかと思っています。(#独断と偏見。)

だからこそ、今まで売り上げに直接貢献はしなかったコミュニケーションの投資が、コロナによって返ってくるんだと思います。

今まさに社会が、繋がりを優先しだし、人間が求めていた幸せな世界へと動いて行っているのかなと思います。
コロナを乗り越えた先が温かい世界である様に、相手を思うコミュニケーションを大事にして行こうと思います。

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