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「本を語る」100日100冊チャレンジ 第94日「うまく相談できない自分に・・・」



❶[1BOOK]
「『うまく相談できない自分』にサヨナラする本」
神戸正博 イースト・プレス  2023年3月17日

❷[3POINT +1]
◎「はじめに」
あなたを悩ませるどんな悩みでも、必ず解消できます。ちゃんと解決に向かって歩き出し、その悩みを乗り越えることは誰でもできる。それは断言できます。

①突然目の前に現れた悩みにすぐ対応する方法
☆瞬間的な悩みを即解決するには「相談者を選定」しなさい
「うまく相談できる人」の場合は、この件に関してはこの人、この内容ならこの人、というように自然と「相談相手」の選別がうまく出来ていることが共通点として挙げられます。

②ずっと悩んでいる問題を解決する方法
☆内容の準備とは、「勇気を出す準備」である
その勇気は長期にわたる悩みを終わらせる原動力として、今後間違いなくあなたの人生を前向きに変えていってくれるでしょう。

③悩みのない人がやっている最強の生活習慣
☆悩みをなくすよりも「自分を変える」ことのほうがはるかに大事
1)小さな「相談練習」を積み重ねる
2)日頃から日記を書いておく
3)ぬいぐるみに話しかける
4)悩んだ瞬間にメモをする
5)相手の言葉に傷つかないために「いいところ探し」をする
6)相談に乗って相談相手の人脈づくり
7)リラックスリストを作っておく

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]

[思いついたこと]
実は、この本を取り上げたかどうか、よく覚えていないのです。出版された時期を考えると、ちょうど1000日を達成した後、半年以上のブランクを経て、100日チャレンジを始める間に当たります。ただ、朝のクラブハウスでは、しっかり音読させていただきました。それははっきりと覚えています。とくに、「おわりに」に書かれた自身の体験談。これはセミナーで何度も聴いた話ですが、聞くたびに涙が出ました。

著者は、カウンセラーの養成に力を入れていますが、私も前半だけ受講しました。徹底的に「聴く」ことで、本人自らが解決策を見出していくという手法ですが、おせっかいババアである私は、待つことができず、ついつい口出ししてしまいます。カウンセラーには向いていないな〜と自覚して、ついに諦めたのです。

[そして]
「説教おばさん」という肩書きをつくって、「口出し」を中心に、人の相談に乗ることにしました。その後、速読法と出会って、多くの本を読むことで自分を知り、発信することで自分を変えていきました。速読法を教えることから人と関わる上で、いろいろと相談されることが多くなり、いつの間にか「話を引き出す」技術を身につけていったのです。そして、ふと気づくと、神戸さんに教わったことを、知らず知らずのうちに実践していたのです。

1時間の個人セッションの間に、相手の状況や困りごとを聞き出し、できる限りのアドバイスをし、希望を見出して、最終的には笑顔でお別れする。こんなパターンができました。昔は、いや今でも「引っ込み思案」な性格が変わっているわけではありません。でも、人を笑顔にする快感を覚え、場数を踏むたびに「自信」もついてきました。今では、このスキルを活かして、これからも「人を笑顔に」していきたいと、心から思います。

❹[1episode]
☆おわりに〜人生ではじめて本気で相談したときに起きた一番の奇跡
その中で私は1つのネット掲示板にたどりつきます。
おたがいが心の悩みを打ち明けあう温かい空気に、私はたまらず自分の現状と今日までの苦しみを長文で書き込みました。
人生でおそらくはじめて本気で「相談」した瞬間でした。
すると、ひとつの返信が届きました。ハンドルネームは「おばはん」。
「もし私があなたの親だったらこんな時こそ頼ってほしいと思うよ」
普通の人からすれば、あまりに当たり前の回答かもしれません。でも私の心は震えました。そして、本当に実家に戻り両親に直に相談することにしたのです。
実家の両親は想像の何倍も温かく私を迎えてくれました。私はそこから新しい人生をやり直し、今に至っています。すべては本気の「相談」ができたことがきっかけでした。「相談すること」は、ただ人に甘えることではありません。
「相談」とは過去に向けた自己憐憫をやめ、今とは違う新しい未来を選ぶための宣言でもあります。どんな状態からでも、もう一度人生の主役の座を取り戻すための挑戦なのです、



#望月俊孝
#4C速読
#継続は力なり
#宝地図
#読書会

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