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「本を語る」100日100冊チャレンジ 第81日「ちょうどいい孤独」


❶[1BOOK]
「ちょうどいい孤独」60代からはソロで生きる
鎌田實 かんき出版  2021年12月6日

❷[3POINT +1]
◎「はじめに」
☆人生100年時代の「ソロ立ち」のすすめ
「孤独はラッキー」なのです。「自分だけの、自由に自分勝手に使える時間」、それが「ちょうどいい孤独」です。本書を手にとって、「孤独っていいものだな」という感覚を存分に味わっていただければと、願っています。

①「ちょうどいいひとり時間」は人生を変える
☆コロナ禍時代に「上手に距離を取る」7つのポイント
・相手の“領域“に過剰に侵入しないこと。
・チクチクを怖がらないこと。
・決して相手のせいにしないこと。
・失敗しても壁をつくらないこと。
・自分と同時に相手のことも肯定する。
・過剰に「いい子」にならないこと。
・結局、「人間とは人間関係である」。

②さびしいという孤独感を減らして「孤独力」を上げる
☆ひとり時間を大切にしながら孤独感を大きくしない生き方
・自己肯定感を高める
・嫉妬心を捨てる
・人と比較しない
・人に依存しない

③「老いの坂」を下りるスキルをどう身につけるか
☆孤独をしっかり生きている。でも「励まし」は欲しい
だから「孤独はいいぞ」という言葉に騙されないこと、それを鵜呑みにしないことが大事です。それを語る有名人たちだって、どこかでみんなと上手につながって、本を書いたりテレビで発言したりしているのです。

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
「自分の生き方は自分で決める」

[思いついたこと]
私はもともと、寂しがり屋です。かつて「さびしんぼう」という映画もありましたが、「ひとりぼっち」とか「孤独」という言葉には、ネガティブな感情が伴いますよね。しかし、カマタ先生は、「孤独に生きる」のではなく「孤独を生きる」つまり、「孤独」を楽しむことが大事だと言っています。どんなに仲が良くても、パートナーや友達と、同時に死ぬことはありません。事故は例外として。

どちらかが生き残ることになり、残されたものは「ソロ」になる確率が高くなります。そうなる前、50代の頃から準備を始め、60代には「ソロ立ち」しなさいというのです。私はというと、早くにパートナーを失ったものの、娘との2人暮らしや、実家での3人暮らし(母・私・娘)が長いので、結構気楽に過ごして来ました。とはいえ、それは娘や母に「依存」していたから、私自身はラクだったのかもしれません。

[そして]
母が亡くなり、娘も独立して、一人暮らしになったとき、「とっても寂しかった〜」ことを思い出します。そのときは、ネットでブログ活動をして、リアルで友達と会ったりして、孤独を誤魔化していました。仕事をするのは、生活に追われていたからだと思っていましたが、実はひとりになりたくないからだったのかもしれません。そのころはまだ、自己肯定感が低くて、自信がなくて、何をやってもうまくいかないような気がしていました。

私にだって、そんな時期があったのです。現在は、経済的理由から娘との二人暮らしに戻っていますが、「いつまでもこのままではないよ」といつも脅かされています(笑)特に「ボケたら、面倒みないから」という言葉は、心に刺さります。そのためボケ防止のために、あらゆる方法を試して、今に至ります。さっきの言葉も今ではジョークに聞こえます。いつでも「ソロ」で生きていく覚悟は、できています。というより、考えただけでワクワクしちゃうのは、なぜでしょう?

❹[1episode]
☆おわりに代えて◎カマタの老いのソロ立ち
生きていくうえで孤独な時間はとても大切だということは、第1章で書きました。しかし、修行のような孤独を実践したり、度が過ぎた孤独になったりすると、寿命を縮めたり、認知症になる確率を2倍にしたり、そんなリスクを伴っているということも書きました。
それでも、毎日の生活の中にソロ活を入れてみてください。誰にでもできます。やがて生きる姿勢がソロ立ちになっていくはずです。その結果、ひとり時間が豊かになっていくと思います。やがて自分の好みに応じて、群れない時間や束縛されない時間を上手に広げていけばいいのです。
自然に心と体が整えられていきます。ここからが本番。知らないうちにあなたは、魅力的な孤独名人になっているでしょう。




#望月俊孝
#4C速読
#継続は力なり
#宝地図
#読書会

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