自動思考が止まった満月の朝
満月の朝
目覚めたとき
頭の中が静かだった。
ネドじゅんさんの本を読み
三脳研というサロンに入って
自動思考というものを止めようとやってきました。
自動思考というのは
ネドじゅんさんオリジナルの言葉で
頭の中で勝手にずっとおしゃべりしている独り言
もう何千回リピートしたか分からないほどの
過去の話や
まだ起きてもいない未来の不安
ここにいない誰かのことや
仕事の段取りのことなど
「いまここ」にない何かを考える
無意識に繰り返している思考パターン
たまに街で独り言をブツブツ言っている人を見て
「わっ、ヤバイ人いた」と思ったりしていたけれど
ただ口に出していないだけで
私も頭の中で
独り言をつぶやきまくっていることに
気づきました。
私も十分ヤバイ人でした。
この独り言っていうのは
ほとんどがネガティブな内容で
ポジティブな内容だったとしても
結局、そのポジティブなことは今ここにはないという
ネガティブな結末になっていくので
深刻に重たくなっていきます。
なので
「なにもしてないけどなんかすごい疲れる。。」
なんてことがあるのは
この自動思考が絶好調の時なんじゃないかしら
この頭の中の独り言、
自動思考が消えると
めっちゃ楽に過ごせるということ
いわゆる悟りという状態になって
まったく違った感覚で
過ごすことが出来るようになるということで
これはやるしかないと思って
やってみることにしました。
とはいえ
「簡単とは言いませんが。。」と
ネドじゅんさんがおっしゃるように
やることはシンプルだけど
なんせ何十年もエンドレスリピートしている思考
次々と絶え間なくゾンビみたいに
かってにどんどん出てくるので
なかなか手ごわい
あっという間に
気づいたら
自動思考にからめとられて
「隣の人うるさいなあ。
ちょっと黙ってくれないかな
あの年代になると耳が遠いから
声が大きくなっちゃうのかな。
そういえば、そろそろ父の日だけど
今年はプレゼントどうしようかな?」とか
気づくとどんどん話が展開してます。
そんな自動思考のしつこさに辟易しつつも
エレベーター呼吸とか
瞑想とか
ハートの位置を意識するとか
ウォーキングをするとか
いろんなワークを組み合わせて
もくもくと繰り返してきた結果
今朝、起きたときに
頭の中がしーんと静かになっていました。
不思議な感覚でした。
私がちょっと薄くなっている感じ。
朝は大抵
「あー、眠たいなあ」とか
起きるのに何か抵抗みたいなものが
あるのですが
今朝は
すっと勝手に身体がベッドから起き
カーテンをあけ、時計をみて
インスタライブでする瞑想の準備を
流れるようにやっているのです。
おきることがおきる
私は何もやってない
イノチが、神さまが
私を生きている
まさにそんな感じでした。
静けさの中に
しーーーん。という音が聞こえます。
小さい虫の音のような
かすかに聞こえるモーター音のような
しーーんと広がっていく音
この音に耳を澄ませてみます。
この音は以前から聞こえていたのだけれど
ちょっと不快な感じがしていました。
ある日
この不快な感覚をとらえたので
「なんで不快に感じてるんだろう?」
そう、お腹になげかけると
小学3年生くらいの場面がでてきました。
この頃はこの音がふつうで
とくにおばあちゃん家に行くと聞こえていました。
年に1度会うか会わないかくらいの
親戚のおねえちゃんが遊びにきたときがありました。
どういう経緯かは忘れましたが
「ねえ、この虫の音みたいなしーーんていう音
この部屋でよく聞こえるよね」と
お姉ちゃんに言うと
怯えた顔をして
「え⁈そんな音聞こえないよ。
耳の病気かもしれないよ。病院に行った方がいい」と
言われて
とてつもなく怖くなってしまった
あの時を思い出しました。
「この音は誰も聞こえてないんだ。。。
聞こえていることを
誰にも知られてはいけない
知られたら怖がられてしまう。」
隠すことをその時決めたのです。
気にすればするほど聞こえる
みんなが寝静まった夜に聞こえる
(今考えるとみんなが寝て
みんなの自動思考が止まるから
よく聞こえるのは当たり前なんですがw)
もう怖くて怖くて、
でも誰にも言えなくて
夜が怖くてしょうがなくなって
眠れなくなってしまった夏がありました。
それからこの音は聞こえなくなり
というより
聞かないよう頭の中をうるさくしたんだと思います。
そして
よく考えるとその頃くらいから
毎日が深刻に重たくなっていった気もします。
この静けさの音が怖いって思ってたんだ。。。
この音から逃げていた
それは
常に頭の中をうるさくして
自分と繋がることから
逃げていたことになってたんだなあ。
自動思考を止めることに
抵抗してたのはこれだったのかも
もうこの静けさの音を怖がる必要ないよ。
大丈夫だよ。
私は分かってるけど怖くないよ。
そうやって最近
このしーーんという音に慣れてきたところでした。
そして
頭の中が静かになって
このしーーんという音に意識をむけていると
大きいなにかが
下支えしてくれているのが分かります。
いまは怖さではなく
安心感のような
至福感を感じます。
静けさって心地よいです。
たまにまだ何か思考が浮かび
それにつられてしまいそうな感覚はあるので
完全に自動的に止まったとは言えない気がしますが
随分と静かになっています。
ほんと、すっごく楽です。
大きな肩の荷を下ろしたような
いや
何も背負ってなかったのに
凄く重たいものを背負ってたような
勘違いをしていたことに気づいたような
身軽な感覚があります。
終わったんだ…。
全く新しいチャプターが始まっていく予感に
ワクワクします。
ここまでに来る間に
色んな気づきがあったので
ぽつぽつ書いていこうと思います。
まずはお疲れ!私!
寒い寒いと思っていたけれど
え?温泉すぐここにあったの?
そして
その温泉に入って温まってのんびりしている。
そんな気分です。
Love&Joy