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X-Tech JAWSは寧ろ非エンジニアや新米エンジニアにとっていい学びの場なんじゃないかと思った。

CTO室だけどめっちゃ書けるわけではないので、恐る恐るX-Tech JAWSさんのイベントに行ってみたら、色んな話が聞けて楽しかったという話です。
JAWSとか言われると凄そう怖そうと思うけど、新米や非エンジニアにも優しい会だった。

X-Tech JAWSとは
エクステックジョウズと読みます。X-Techとは、最近よくある〇〇Tech(FinTechとかEdTechとか)の総称みたいなもので、 JAWSとは、AWS(Amazon Web Services) が提供するクラウドコンピューティングを利用する人々の集まりです。つまり、日本でAWSを使って色々している人たちがいろんな領域での技術活用について学び合う知り合うみたいな場所です。

このイベントは
3ヶ月に一度くらいのペースで開催されている場で、今回からAmazon Chimeを使ったりして、地方への中継や地方イベントの逆中継などを今後やっていこうとしています。

今回は第4回で、セッション4本とLT1本で開催されました。・MobilityTech 「準天頂衛星 と AWS で日本の交通課題を解決する」 ・LegalTech「AI-CONを支えるアーキテクチャ」 ・FujiTech(ElevTech)「情シスが始めるIoT(実践編)」・MediaTech「メディアコンテンツを支えるデータストアサービスをAWSで」 ・DisabilityTech「障害Tech業界と障害の話」

セッション1:MobilityTech コガソフトウェア株式会社さん
日本の交通における課題は、
①高齢化に伴う運転免許非保有者の増加(高齢者人口の増加・免許返納)
②地方の過疎化と買い物難民(赤字路線バス・空気バス・廃止・交通難民)
③運転者の人手不足(有効求人倍率の増加・運転者の高齢化)
という3つがあり、これらに対する解決策として
①デマンド交通(路線バスとタクシーの間・要予約・乗り合うことで効率の良い運行ができる)②孝行デマンドバス(オペレーターシステム・WEB予約・車載器システム・サポートシステム)という2つがあり、

うまくいっている地域には、普及はしているものの、実際に使ってみると乗り継ぎ・乗り換えでの待ちや遅れの常態化、遅延状況の把握方法としてスマホ以外の手段ニーズがあったため、準天頂衛星「みちびき」を使って
①バスの車両位置をリアルタイムで表示するWEBサイト(若者向け)
②停留所付近の4箇所にデジタルサイネージ(高齢者向け)
③オペレーター側の画面
をサーバーレスやったという実施策を具体的に共有してくださいました。

(詳細はこちら↓)

セッション2:LegalTech AI-CONさん
契約書の有利不利を5段階で判定してくれる。 サービで、原体験として過去軽微な契約違反で違約金負担の事例があったりしたことへ対応していきたいというところから始まっていた。新人ひとりで自動ダウンロードの部分を作られていて、セキュリティ面を少人数で担保しつつも新規事業の歯止めにならないように開発しやすい環境を維持していけるように工夫しているという話をしてくださいました。

セッション3:FujiTechさん 
めちゃめちゃ素敵な関西弁で軽快なトークを飛ばしてくださったのですが、情報システム部がIoTをやってみて、結果として事業の役に立ったよ!という話。IoTを使って、事業側社員にも喜ばれるようにプロトタイプ1を作ってみたら、「湿度とか温度じゃなくて、違うデータが欲しい」と言われて、計測するものを変えてプロトタイプ2を作ったら、「間隔がありすぎる。1秒以下のもっと時間感覚の狭いデータじゃないとだめ」と言われ、プロトタイプ3を作ったという話。そして、最終的には周りにまわって1年後に社内広報の記事を見た海外支部の人からプロトタイプ1(国内でいらないと言われたもの)が欲しいと言われたというオチが面白かった。

セッション4:Future Architectさん
今日イベント登壇系が初めてです!と言っていたのは信じられないくらいスライドに綺麗にまとめられているので、何もいうことはないのですが、「キャパシティは札束で殴ればいい 」という名言が面白かったですw


総じて、テックテックした話だけではなく、まだテクノロジーが十分に入っていない領域で色々なチャレンジをしている人たちがビジネス全体の話と導入している技術の話を交えて(面白おかしく)話してくれる会でした。

かつ、「非エンジニアもきていいよ」というフレンドリーなスタンスだったので、

・〇〇techと言われる領域のビジネスにいる人・技術とか仕組みのこととか、エンジニアがどんなことを考えたり苦労したりしているかしりたい人・世の流れを知りたいミーハー力のある人

あたりの皆さんにオススメしたい。
次回は秋頃開催みたいなので、来てみてください:)

この記事が参加している募集

シビックテックのCode for Japanで働きながら、小児発達領域の大学院生をしながら、たまにデザインチームを組んで遊んでいます。いただいたサポートは研究や開発の費用に充てさせていただきます。