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アルフォート今昔物語

209日目。

ぜいぜい…。
(いきなり息を切らして登場しました)

ようやく会社の決算が終わりました。
燃え尽きて、もはや灰です。

はー…。

決算って、大変ですね…。
来年からは、もうちょっとスマートに出来るよう、いろいろ整えたいと思いましたっ!(こころの底からの叫び)

さて!
気を取り直して!!!

ここ最近のわたしは、こんなふうに、会社の決算業務に追われていたわけなのですが、「やらなければならない」ことに追われていると、以前は無性に甘いものが食べたくなっていました。

「嫌だよぉー」
「やりたくないよぉ」

という素直な気持ちを封じ込めて、ちょっと無理をして頑張っていると、バランスをとるために、何かしらで緩めたくなる。

あるいは、「ほらっ!これを食べて頑張るのだー!」とばかりに、甘いものを自分に注入していたのですね。
闘魂ではなく、砂糖を注入して、わたしは頑張っていたわけです。

以前に比べて、甘いものへの欲求が落ち着いてきたとはいえ、決算業務という非日常の、しかも時間的余裕がない負荷がかかって、わたしは久しぶりにチョコレートが食べたくなりました。

買い物に行こうとしている夫に

「アルフォート、買ってきて〜!」

と叫んだわたし。

アルフォート。
ご存じですか?
ブルボンのお菓子で、チョコレートと全粒粉入りのクッキーがくっついている、あのお菓子です。

「アルフォート!」と叫んだ数分後、美味しいコーヒーとともにアルフォートを食べるわたし。
決算業務の合間の、束の間のほっこり時間。

そんなわたしを見て、夫が、

「ほんとにアルフォートが好きなんだねぇ」

と言いました。


……。


はっ…!


そういえば、わたし、10年前も、こんなふうにアルフォート食べてたな!

その頃は、飲食店で働いていました。
飲食店で、ランチからディナーまで通して働くとなると、どうしても、勤務時間がながーくなってしまうのですよねぇ。

ものすんごい集中力を使って、ものすんごい体力を使って、ヘトヘトになっていたわたし…。
他の人がサラリとこなすことを、不器用でのんびり屋のわたしは、数倍、いや数十倍がんばらないとできませんでした。

だから、甘いものを摂ることで、なんとか自分を奮い立たせて、人並みにできるように頑張らなくっちゃ。

そうやってなんとかこの世をサバイブしていたわけです。

その頃は、アルフォート一箱、休憩中に完食してました(驚)。
今は、2枚くらい食べて、はー満足!という感じ。

10年前と変わっていないこと。
疲れるとアルフォートが食べたくなること。
アルフォートが好きなこと。

10年前と変わったこと。
アルフォートを食べる量。
少しの量で満足できるようになったこと。

そして、もうひとつ変わったことは、
アルフォートを食べてる自分を責めなくなったこと。

10年前は、
「きゃー、また一箱一気に食べちゃった…(泣)」
と、自分を責めていました。

今は、
「うんうん、頑張ってるもんね、ちょっとくらい食べてもいいよ」
と、アルフォートを食べている自分を、優しい眼差しで、少し俯瞰してみていること。

また、甘いもの、いっぱい食べちゃった。
また、ゲームばっかりやっちゃった。
また、だらだらSNS見ちゃった。
また、朝早く起きられなかった。

って、責める代わりに、自分にこんなふうに話しかけてみよう。

がんばってるね。えらいね。

って。

人は、みんな、ベストを尽くして生きていますよね。
どんな瞬間も。

あなたも、わたしも、今日もいっぱいがんばりました。
おつかれさまでした。
自分をたくさん褒めて、労ってから、ベッドに入りましょう。

おやすみなさい。

***
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