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自分に力を取り戻す/布ナプキン体験談

144日目。

先日、初めて食パンを作ってみた!という記事を書きました。

これを書いていて思い出したのですが、
世間や、他の誰かや、他のなにかに明け渡していたパワーが、自分に戻ってきた、と感じた経験は、ホリスティックな智慧を実践している人なら、きっと、誰もが感じたことがあるのではないかな?と思います。

わたしにとっては、布ナプキンがそうでした。

きっと、わたしのnoteを読んでくださっている方は、そういったホリスティックな智慧に興味のある方が多いと思うし、布ナプキンもだいぶメジャーな存在になったので、今さら感がないわけではないのですが、食パンの話を書いていたら思い出したので、わたしの布ナプキン体験談を書いてみようかな〜、と。

生理用ナプキンを、市販のものから布ナプキンに変えたとき、わたしの中でちいさなちいさな革命が起こりました。

月経血コントロールや布ナプキンのことを知るようになったのは、うーん…、20代の後半くらいだったかなぁ?と記憶しています。

当時は、月経血をコントロールできるなんて!
そんなことが可能なのかいな?!と思っていたし、
布ナプキン?!もれないの?大丈夫なの、それ?
って思っていました。

布ナプキンを初めて買ったのは、プリスティンのパンティライナーでした。
生理終わりかけの軽い日だったら、心配なく使えそうかな〜と思って買った気がします。

使ってみて、「ほわ〜、あったかいなぁ」というのが第一印象でした。
そして、使ってみて、自分にとってストレスになりそうなことは、洗濯だと思いました。
なので、すぐにセスキ炭酸ソーダを買って、布ナプキン生活を徐々にスタートしていったわけなのです。

そのあと、主に使ったのは、メイドインアースの布ナプキン
今使っているのは、ピールアート作家・才田春光さんがプロデュースしておられる素直布(スナフ)です。
見た目は、うすーいガーゼの布です。
この薄さで大丈夫なのかな???と最初は心配になったのですが、使い方を教えていただいて、「ほぉ〜!」と目から鱗。
薄いので、外出時もバッグの中でそれほどかさばらない、汚れが落ちやすい、乾きやすい…などなど、使いやすいです。

布ナプキンを使い始めたきっかけは、最初は、雑誌とかで体験談を読んだからだったかな?と記憶しています。
生理痛が軽くなったとか、生理が3日でスッキリ終わるようになったとか、人によって変化はそれぞれのようでしたが、身体になにかいいことがありそうだな〜という、淡い期待から使い始めました。

わたしの場合、実際はどうだったか?というと…。
もともと生理痛はほとんどないので、その点はよくわからず…。
3日でスッキリ終わるようにも…なっていません。
(わたし、5日くらいかな?)

じゃあ、さっき言ってた「ちいさなちいさな革命」ってなぁに?
というと…。

それは、自分でも、とっても意外な感想でした。

わたしは、布ナプキンを使い始めて、一番ラクになったのはこころでした。

「消費のサイクルから降りられたぜー!」

っていうのが、一番最初の感想でした。

別に、市販の生理用ナプキンを買うことに、そこまでストレスを感じていたわけではありませんでした。
経皮毒のことも、要は市販のナプキンがどんなものからできているのかも、布ナプキンを使うようになってから知ったので、そういう知識もあんまりないままに、ただ単に「なんかいいことあるかも?」くらいの、浅ーい軽ーい気持ちで使い始めたんです。
だから、なんていうのかな、理論とか、理想とかから入ったわけではなくて、本当にわたしは自分のことしか考えてない、ちゃらんぽらんなヤツだったわけです。
あ、過去形ではなく、今でもそうです(笑)。

だから、そんなふうに「消費のサイクルから降りられた〜、ふ〜やれやれ」みたいな、なんか大きな視点?っぽい感想を持つのは、自分でもなんだか意外でした。
(繰り返し同じこと言ってくどくてすみません)
だって、「消費社会へのカウンター」としてやり始めたわけではないですから。
まったく意図していない結果(感想)でした。

意外だったけど、でも、わたしは疲れていたんだと思います。

これを買い続けることでしか対処方法がない、っていう、選択肢の狭さに。

使い捨てて消費していくだけの生活が、ほんとうは人間を疲れさせていることに、
消費するサイクルに依存しているということは、人間から力を奪っていることに、
なんとなく気づいていて、疲れていたのかな?と思います。

だから、まぁ、布ナプキンも最初は買うんですけど、
自分で洗濯して、繰り返し使っていけるってことが、
使い捨てる以外にも選択肢があるんだって気づいたことが、嬉しくて、
自分のたくましさを思い出すきっかけになったのかもしれません。

ちなみに、これは、あくまでもわたしの体験談です。
市販の生理用ナプキンが悪いと言いたいわけでもなく、それを使っておられる方への批判などでもありません。

今、わたし40代なのですが、友達のお子さんたちの話を聞くと、布ナプキンネイティブ?っていうのかな?初潮のときから布ナプキンを使っている若い世代の方々も多いみたいですね。
わたしが初潮を迎えたときは、布ナプキンという選択肢を示してくれる大人はいなかったので、選択肢がたくさんあるのはいいことだなぁ、って思います。

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ライティング・ライフ・プロジェクト第5期、満席にて受付終了いたしました。ありがとうございました。
次回(第6期)は、5月中旬頃〜募集開始予定です。


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