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キューバはいい人が溢れている

毎年、夏休みは海外を一人で旅している。
今年は9月にキューバを旅した。休みが取りづらいので短期間であったのだけど、出会った人達が本当にみんな最高にいい人達ばかりだった。
もちろん、悪い人もいるのだろう、でも滞在した1週間、嫌な思いをしたことはなかった。

土産物屋は、ベタなものばかりだったけど、オールドカーのイラストは素敵だった。ハバナクラブのお酒と、チェ・ゲバラグッズは豊富にある。
外国土産の宝庫といわれるスーパーと呼ばれる所には十分な物がなく、コンビニに慣れている日本人には驚きだろう。

ハバナからバスで6時間ほどかけてトリニダーという街にも行って来た。
バスステーションまでは宿の方がオールドカータクシーで連れて行ってもらった。ドライバーさんは陽気でずっと歌っていた。
乗り心地はお世辞にも良くはないが、乗れて良かったな、と思った。


バスの運転手は、謎に道路の途中でバスを降り、工事の人の土盛りを手伝い始めたりして、1時間遅れでの到着となった。
バスステーションには多くのCASAの呼び込みが来る。皆熱心なので泊まってあげたいのは山々なのだが、今回は宿を既に決めていた。
更にあまりに激しいスコールで貨物室から荷物が取り出せず、宿の呼び込みにも少し疲れてきていたところ、宿のオーナーさんが着かない私を心配して迎えに来てくれた。

似たような扉や町並みなので、写真に入口をおさめておく。
因みに、この中央の扉の左半分はまた違うCASAなのだ。

トリニダーは小さな街なので、すぐ暇になる。
次の日は朝ランをして、昼前からホースライドのツアーに参加した。3時間も乗ったらお尻が大変なことになった。コーヒーの試飲や、葉巻を試せる。
途中、ガイドさんが、この景色すごいから写真撮りなよ、と言われたところは、ただの草むらだったり、小さな小川だったり、微妙だった。

とにかく暑いキューバ。マンゴジュースを頼んだらコカコーラの瓶で出てきた。味は薄くてそんなに美味しくはない。

名残惜しくハバナに戻った次の日の朝、ランニングがてら革命広場へ行った。観光客は早朝だったからか皆無で警備員が一人いた。写真を撮っている私をいぶかしげにみていた。

キューバの朝食は盛り沢山だ。
フルーツ、パン、ジュース、コーヒー、パンケーキ・・・
昼までお腹が空かないくらい大量に出される。最後に泊まったところはタワーマンションの1フロアを改造したようなところで居心地がよかった。
更にスタッフが皆イケメンだ。テラスの展望もよく、気持ちよく朝食をとれた。

昼食も食べてみたかったロブスターをレストランでたべてみた。
日本でたべるより、安く食べられるが固くて味は大味でイマイチ。
入った店がいけなかったのかもしれないが、多くの人で賑わっている店だ。

最後の夜はマレコンの海沿いをずっと歩いて宿まで戻った。
遠くで稲光が光っていたので早く帰らないと、と思ったが、いつまでもここを歩いていたかった。

日本人は海外では好感をもたれる。
キューバでも沢山の人に声をかけられたが、キューバはいいところだろ?いいやつが多いだろ?思う存分楽しんで行ってくれ、と皆言うのだ。

実際その通りだった。仕事でボロボロだった心はこの一週間でキューバの人達によって癒された。
因みに、野球の松坂、サッカーの香川はキューバで有名人だ。

社会主義の国でも、以前訪れたチェコとは感じが違うような気がする。
音楽がいたるところから流れてきて、陽気な国だと思う。


でも一本道を外れると、その陽気さが一変するエリアもあり、気は抜けない。やっぱりここは日本ではなくキューバなのだ。


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