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笑いのカイブツ を観てきました。

ヘッダーの写真は、わたしの部屋の机の前の壁です。ここにチラシを貼って、まだかまだかと待ってた公開日。

さっそく観に行ってきました!映画を公開日に観るのなんて、すごい久しぶり。だって、我らが天音の主演なんだもん!


今まで、たくさんのドラマや映画で、天音くんを観てきて、その独特の雰囲気が好きだし、演技力がずば抜けてると思ってた。
でもね、この「笑いのカイブツ」を観て、ほんとに唯一無二のすごい俳優だと思いました。

ほんとうにその主人公にしか見えない。乗り移ってるというか、ちょっと神がかってる。怖いくらい。すごい。これはもう天音にしかできないと思う。

以下、ネタバレありです。

ぜひ映画を観て欲しいです!



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天音くん演じるツチヤタカユキ(実在の、伝説のハガキ職人)は、テレビやラジオにネタを送り続けているんだけど、その命のかけ方がハンパない。タイマーを手に、5秒に1本ネタを考えている。家の中はそのネタを書いた紙だらけ。バイト中も思いついては書いてるのですぐクビになる。
その甲斐あって、どうにか作家見習いになったり、構成作家になったりするんだけど、うまくいかない。まわりの人とうまくやれない。

なんか、痛いほどわかるよって思ってしまった。

たぶん、自分のやりたいこと、やるべきこと、これしかできないこと、それがずば抜けていればいるほど、「うまく」やってくことに抵抗があるんじゃないかなって思うんです。

わかる!なんて言ってしまったけど、わたし自身がなにかにずば抜けてるとかではなく、そっち側の味方体質というか?(なんだそれ?)笑

「不器用」なんてかっこいいものじゃなく、「生きづらい」とかもちょっと違う。

「今はがまんしろ」とか「とりあえずあやまれ」とか「3年はがんばれ」とか、無理なんだよね。そういうことじゃない。

本当にありがたいって思った時にしか「ありがとうございます」って言えないとか、うんうんうんわかるよって思う。

でも、やっぱりそれじゃ、うまくやってけなくて、うまくやってけなければその世界で生きていけないよね。

「ひとりじゃなにもできない」って気づいて、人と一緒に作り上げていくことの素敵さに目覚める、、とかの展開がきれいだけど、全くそうはならなくて、その中でもがいている。それはまさに「地獄」だと思った。そのどん底の感じがすごくリアルで、観てるほうも一緒に地獄を味わってる気がした。そこでしか生きれないんだもんね。

「笑い」を極めてるんだけど、それが、みんなの笑顔が見たいとかじゃないとこが好きでした。本物の笑いって甘くないらしい。

辛くなるシーンが多いんだけど、ちゃっかりデートとかもしてたりとか、天音くんのかわいらしさがちょこちょこ垣間見えて、きゃー♡ってなりました!

天音くんをこんなに好きになったのは、ピロウズの結成30周年の映画「王様になれ」(岡山天音くん主演)を観てから。だってすごくよかったんだもん。その時、舞台挨拶も観れたんだけど、その、素の天音くんがとってもさわやかで優しくていい子だった!

これからも、いろんな役をどんどんこなして、もっと素敵な役者になると思う。
ずっと応援してます!!

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