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DAY2〜3 埼玉→栃木→福島

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DAY2
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前回のあらすじ
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ありとおかあさんのたび
東京を出発して2日目
朝からありが猛烈にお腹を下してテンション撃沈でキャンプ場を出発
道中なんとか気を取直し次の目的地「栃木県」へ向かう途中で
ヒッチハイカー大学生「しば・りょう」と出会い、4人で北を目指します!
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車に乗り込み出発!!!!
これから那須のプールへ行こうと思っていることを話すと
一緒にプールへも行ってくれることに^^

走りながら私達親子の旅の経緯やこれから先のイメージなどを話し
2人にも色々教えてもらった

大学は別々だけど幼馴染で仲の良い2人は
これまでやったことのないことに挑戦したくて
ある意味自分を追い込んでみたくて
夏休みを利用してヒッチハイクに挑戦中とのこと^^

か〜!!!!青春だねぇ!!!!
そんな話を聞けただけでもおばちゃんは嬉しいです

いつもは助手席に座っているアリも
早くも後部座席で2人の間に入り込んで
折り紙したり大喜び><♪

おかげであっという間の到着!

仲間感(笑)

到着したサンバレー那須のアクアヴィーナスはこんな感じ♪
(プール内の写真は撮れなかったのでHPの写真で〜)

早速プールへーー!!!
流石大学生体力あります
ありと全力で遊んでくれました><

その間私は寝湯で体力を蓄えw
お仕事の電話やら次の目的地決めなどちょっと集中してさせて頂き
しば・りょうにめっちゃめちゃ感謝!

〜時刻は17時頃
心配していた雨もなんとか持ちそうなので
今日これからどうするか決めていないという2人に
キャンプの提案!

ありと2人だったら今日これ以上先に進むのは難しいと思っていたんだけど
2人も一緒ならもう少し走れそう!
この近くには丁度いい安宿やキャンプ場は見当たらないけど
少し走ったとことに予約不要の無料キャンプ場を見つけたから
そこへ行くのはどかな?と

キャンプは一度もしたことがないという2人だったけど
2つ返事で「大丈夫っす!」とルートも行き先もお任せしてくれた


それでは!次の目的地は
「福島県」

目指すキャンプ場はここ!
予約不要、無料
チェックイン・アウト時間もないようだ

車を出発させるとありは爆睡〜
なので
道中2人と改めてゆっくり話ができた

これから就活が始まる大学3年生
2人の将来の夢や進路の悩みを聞き
当時の自分自身の悩みも蘇る

…とにかく「知名度のある会社に入りたい」が就活の目標だった私は
会社の良し悪しは別として(笑)名前だけは有名な会社に入社した

体育会系!売り上げ命!な会社で毎日運動会のように必死で働いた経験は
今も間違えなく活きている
真面目に就活して会社員になった私が
今やこんな破天荒な生き方をするようになるなんて
あの頃は全く想像できなかったな…なんて思いながら
今の選択で全て決まってしまう訳じゃないこと
全ての経験は繋がり活きること
望めば誰でもチャンスは掴める時代になってること
とか、おばちゃんっぽく話させてもらった(笑)

熱い話を繰り広げながら
気がつけばキャンプ場まであと少し
だいぶ山奥へ入ってきた
辺りは真っ暗、街灯なし

しば・りょうは
人生初のヒッチハイクで人生初のキャンプ場へ向かっている
会ったばかりの人の車で
こんなおばけでそうな峠道を走るのはだいぶ不安だろうと
ちょっと景気のいい音楽でもかけようかと思ったが
電波がなくてかけたい曲もかけられなかった…

そうこうしているうちにキャンプ場到着!
真っ暗で、何処が何かよくわからない
ここがキャンプサイトかな?と思うフィールドの端っこに
1張りだけテントがあった
隣の砂利部分は駐車場かな?車は1台も停まっていない

管理棟も利用案内の看板のようなものも無く
詳細が分からないが
なんとなくサイト内は車乗り入れ禁止のような雰囲気

でもこれから雨降るかもしれないし
とにかく真っ暗だし
ルール違反だったかもしれないけど
明日の朝すぐ帰るのでごめんなさい!
と駐車場っぽい砂利部分にテントを張らせてもらうことにした
THE NORTH FACEのテントとMossのテントを1張りずつ

しば・りょうは
初めてのテント設営
初めてのテント泊
その1つ1つに感動してくれて
そして私はその反応1つ1つが嬉しくて
私の方が感動をもらったような気持ちでいっぱいになった

サクッとテントを立ててすぐ寝ようと思っていたけど
2人の様子を見ていたらせっかくの初めてのキャンプを
もっと楽しんでもらいたくてちょっとだけ焚き火もすることに
焚き火でソーセージ・マシュマロを焼いて楽しみ
また喜んでくれた



それから…

それぞれのテントに入って
間も無くすると

誰かの足音が聞こえる
“ザッツザッツザッツ”
砂利を引きずりながら近ずいて来た

「サイト奥にテント張っていた方かなあ」
「トイレかなあ」
と思ったが
足音は私達のテントの入り口前まで来て止まった

“ザッツザッツザッツ”
“……………”

「え???」

しかも止まったまま動き出す音がしない

“……………”

「え???」

めちゃめちゃ怖いんですけど><!!!!
大学生男子2人と一緒にいるのが心からの救いーーーーー
ありと2人だったら泣いてたよーーーーー

その後
数秒なのか数分なのか分からないけれども
とても長く感じられた沈黙を破り足音は無事去っていき
その後はもう来なかった
(多分ね…寝ちゃったから分からないけど…)


DAY4へ続く



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