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【グリーフ(悲嘆)と死生観】 『人生における三つの真実』

この記事シリーズでは、僕のグリーフ(悲嘆)と現在に至るまでのあゆみを書いています。

🌈 グリーフ

グリーフ(grief)とは死別や離別などの喪失体験による悲嘆や反応(心や身体などに引き起こる状態)です。

僕は移住先のニュージーランドで4年前に最愛の妻の他界を経験し、僕の人生で最も深いグリーフに直面しました。

グリーフは人それぞれですし、タイミングや心の状態でこの記事を読むことが難しい方もいらっしゃるかもしれません。しかし、僕の経験がほんの少しでも誰かのお役に立てればという想いから、記事として発信しています。

🌈 死生観

4年前に比べ、僕は自分の死生観が定まったと思います。以前は死生観を意識することもほとんどありませんでした。

「死生観」
生きることと死ぬことについて、判断や行為の基盤となる考え方。生と死に対する見方。

デジタル大辞泉

🌈 以前と異なると感じること

✅ 時間の密度
✅ 自分のいのちへのありがたさを感じること
✅ 誰かとご縁をいただけることのありがたさを感じるようになったこと
✅ 誰かのいのちを含め、万物への愛おしさを感じるようになったこと

🌈 人生における三つの真実

田坂広志さん(著述家・多摩大学大学院名誉教授)によると、死生観を定めるには、昔は「投獄」「大病」「戦争」のどれかが必要だったそうです。その共通点は「いのち」と「死」と向き合う経験。

しかし、現代では『人生における三つの真実』を見つめることで死生観を定めることが可能だそうです。

その三つとは
✅    人は必ず死ぬ
✅ 人生は一度しかない
✅ いつ死ぬか分からない

このことについてはこちらの動画でも話しています。

この三つの真実を見つめ、死生観を定めることができたら、人生の密度や幸福度が大きく異なってくるだろうと思います。

大切な人を失うことを通しても死生観は定まるかもしれませんが、大切な人が生きている間に死生観が定まったら、大切な人たちとの愛もさらに深まり、より豊かな人生になると思います。

そして、死生観が定まると次の三つの覚悟が定まるということです。
✅ 「悔いのない人生」
✅ 「満たされた人生」
✅ 「成長し続ける人生」

さらに
死生観が定まると
✅ 透明な感性が現れ
✅ 想像を超えた才能が開花する

🌈 僕の場合

以前より死生観が定まったことで、僕と関わってくださる方への感謝の気持ちがとても大きく強くなりました。

勝手な勘違いかもしれませんが、相手の方も僕から何かを感じていると感じるようになりました。そして、その人からの応援をいただけるようになったことも感じています。実際は何も変わっていないかもしれませんが、そのように感じるのです。

また、自分が本当にやりたいことは何か、このいのちを使って誰かのために何ができるのかを考えるようになりました。目の前にいるあなたのためにどうやったらお役に立てるのかと。

そして、いまこの瞬間の大切さを意識するようになり、時間の密度が高まり、感性も以前より豊かになったと思います。

『想像を超えた才能の開花』については、「歌う」という才能が開花してきていることも感じています。自分の強みのひとつである声を活かして、ほんの少しでも誰かのお役に立ちたいと思うようになりました。まだ、想像を超えてはいないので、これからそうなるといいなあと思っています。

僕の場合は、『死生観が定まった』というより、『定まり始めた』ということかもしれませんが、そうだとしても、生きていることへの感謝と悦びに満たされて暮らしています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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