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日本美適進化論:先へ進む予兆について

人から強い言葉の洗礼を受けた時、捉え方次第で原因が自分にあると自己批判をはじめる場合もあるかも知れません。相手からの批判を自分への個人攻撃と捉えてしまうと感情的に疲弊してしまいますし、自分を過剰に厳しい目で見てしまうことになります。常に内省的であることと、些細なことにムキになることとは違いますし、前者は前向きな自己改善につながりますが、後者はその逆に作用します。その経験を、先へ進む予兆として捉えることで自分を前に進めるキッカケとして建設的に捉えることが大切ですね。

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最近、熱意溢れる語気の強いリーダーとの仕事を通して、相手を批判する態度の裏側にある心理について考えることがありました。米心理学誌のサイコロジー・トゥデーによると、相手があなたを批判する場合、それが実際あなたに関係している場合はほぼなく、「実際は、批判する人自身やその人の抱える問題、ニーズ、あなたや状況をコントロールしたいという欲望によることがほとんど。」だそうです。相手との対立にうまく対処するには、自分が普段気にしていることや感情が動かされるきっかけを、どこか俯瞰して捉えながら心の準備をしておくことです。

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しかし、自分がいくら準備をしていても人間関係のトラブルは向こうからやってきます。相手のタイプを良く見極めながら、その経験をより強くなるための方法や、不利な状況下でも切り抜けたり突破したりする方法を学ぶ機会にすることで、そのツライ経験が先へ進む予兆となることでしょう。時には大切にしてきた仕事を手放すことになったとしても、精一杯向き合ったという自負があれば、執着心を持たず離れていても愛着がわくような仕事を残せるでしょう。攻撃的な相手と同じレベルになることなく、自分も問題の一部にならないように、高い尊厳を持つことで周囲の成長を促せる存在に一歩近づくことができるのではと考えます。


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