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日本美適進化論:リレーションシップとコミュニケーションの違い

わりと勘違いしがちなのは、「コミュニケーション」の意味です。「関係性」と解釈しているかたも多いですが、訳すと「持っている知識や情報をどのような感情で伝えるか」というもの。似たような言葉で「リレーションシップ」は、複数の間での信頼関係のこと。わたしたちがイメージして求めている対人関係は「リレーションシップ」です。「コミュニケーションがうまくできると、リレーションシップが構築される」、ということですね。コミュニケーションで言えば、私たちは相手が必要としている知識や情報を整理して伝えることには注力しがちなのですが、どのような感情で伝わっているかにはあまり関心を向けません。この点がリレーションシップに大きく影響するのではと考えます。

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今年の新入社員研修時のマインドセットを担当した時に、自己防衛なのか…あまりにも感情表現が薄いことに驚きました。しかし、研修が進むうちに真剣な表情や笑顔、反論をいいたそうな表情など。微妙な変化ですが意思表示がハッキリとしてきます。リレーションシップ(信頼関係づくり)には、相手の気持ちが伝わることで、その気持ちに応えようとする関係性が仕事を面白くしますし、思いもよらないパワーが発揮されることもあります。ただの作業だけなら今後AIテクノロジーに任せてしまえば良いのですし。

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相手の感情がよめる、自分の感情も健全に扱えることが、何よりの信頼関係づくりにつながるスキルなのでしょう。人を中心に考える軸を持つことで、変化にブレずに対応できますね。日々、人を消耗品のように扱わず、温かいつながりを持つことが局面を突破できるリレーションシップですね。



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