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【ロンドン発】今週の日記(3月19日~3月25日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。

3月19日:今週も次男のラグビーの試合からスタート。今日はリーグ戦最終日。チーム昇格をかけた大事な試合。相手はこれまた強豪だが、お互い地元の北ロンドンダービーで、実は相手チームのクラブピッチの方が家から近いという事もあり、アウェイ試合ながらも徒歩で参加。今日は長男も応援に来てくれた。
試合開始から、ほぼ互角の接戦が続いたが、相手に1トライを許してしまう。しかしその後、我がチームが2つトライ+1コンヴァージョンで優勢に立ち、前半終了。そして後半戦。絶対に勝たなくてはいけない相手チーム。というのも、彼らは今回のリーグ戦で1敗しているから。我々はというと、ここまで負けナシなので、同点でもリーグ優勝ということになる。しかし、相手も粘り、1トライ+コンヴァージョンを与えてしまう。これで同点。何とかここで試合を終わらせたい我がチームだが、相手のトライライン・ギリギリまで押される。終了時間は過ぎている。しかし、ここで我がチームも粘りのディフェンスを見せ、ボールを奪還。すぐさま外に蹴りだして、試合終了。12-12の同点で、見事リーグ優勝を果たしました。

と、このように書くと、素晴らしい結果で万歳万歳!と思われるかもしれないが、実はそうではなかった。まず、基本的にレフェリーはホーム・チームが「中立の」審判を用意するのであるが、この審判が使えなかった。一つはハイタックルを取らなかったこと。私の目の前で起きたのだが、ハイタックルどころか、手が首に巻きついていた。これは激しく抗議をして、ファウルを取らせたが、我々が抗議しなかったら試合続行してたところだ。我がコーチは、ファウルとかの問題ではない、プレイヤーの安全を守るのも審判の役目だ!と怒り狂っていた。そして見逃したいくつかのフォワード・パス。もう呆れるしかなかった。正直あれが無かったら、勝ってた、とは言わないが(相手もとても良いチームだったので)、やはり公平な判断をしないと、一生懸命やっている子供たちにも失礼だ。私は、中立とはいえ、所詮相手チームが用意した審判、結局そうなんじゃん!と怒りが収まらないが、夫は、経験不足だったね、審判、と。知らんがな!経験ならこんな大事なリーグマッチでなく、フレンドリーで積んでくれ!とさらに怒り心頭。そして、後から聞いたのだが、実は、試合が終了した途端に、最後にボールを蹴りだした我がチームの選手を、負けが決まった腹いせに相手チームの選手が蹴ったらしい。このほかにも小さないざこざがあったりして、リーグ優勝という、欲しかった結果は手に入れたものの、ものすごーくモヤモヤの残る試合だった。これらの相手チームの振る舞いに関しては、相手コーチから正式に謝罪があったものの、なんだが気持ちが落ち着かないというか。で、次男本人だが、やはり気落ちしている様子。一言「勝ちたかった」と。今まで負け知らずだったので、最後に強いチームと戦って、こういう結果もあるのだという事を身体で感じたのも良い経験だったと思う。


3月20日:毎週月曜夜開催のジャズ・イベント、Jazz at The Oxford へ。

夫は毎週通っているのだけど、私は半年ぶりくらい。今回夫が私を誘ったのは(いつもは一人でサクッと行ってる)、今夜のラインナップはヴォーカルメインだから。インストのバンド形態だと、チケットはソールドアウトになるのに、ヴォーカルが入るとなぜか売れないらしい。ということで、私はシート・フィラー(金は払った)。確かに空き席目立った。実は、この女性ヴォーカリスト、Heidi Vogelはかなり有名な人で、このような小さなパブ・ヴェニューで観れるのはラッキーなのだそうだ。しかしながら、私が感銘したのは、脇を固めるバンドメンバー、Ivo Neame(Piano)、Larry Bartley(Bass)、Jason Brown(Drums)の3人。ピアノは下のインスタでもポストしたけど、演奏力半端ない。そしてドラム。今回は、Heidiがバンマス&コンダクターとして、バンドを牽引していたのだけど、「この曲は、(ドラムの)ジェイソンは知らないの」と言って、少し口ずさんで、速さとリズムを伝えただけで、ジェイソンはその曲を滞りなく遂行したのである。ひょえー!?知らない曲をいきなり人前で演奏できるって凄くね?ジャズってそんなもんなの?それこそ、今、とあるロックバンドの記事を読んでいて、「アルバムに収録されていても、ライブにすると全く印象が変わるから、(オーディエンスにちゃんと届くように)何度もリハーサルを重ねる」と言っていたので、ロックバンドとジャズバンドの、その違いに驚いたのだった。

Jazz at The Oxfordは、現在、Kentish Townの Assembly Hall で開催されているが、もうすぐ元来のヴェニューThe Oxford Tavern に戻るようです。

3月21日:今週のチャンネル5『Britpop: The Music That Changed Britain』良かった!インスタで思い出語ってます。

ジャーヴィスがセックスシンボル?考えたこともなかったな。



3月22日
:例のジャニー喜多川氏の性的搾取に関するBBCのドキュメンタリーの件だが、どうやら、下の動画は日本では(放送枠の関係で)放送されなかったらしい。
前日記でも書いたが、ここすごく重要な所だと思う。グルーミングの意味・特徴を理解し、それが犯罪に当たることが周知されるべきだ。被害を受けたことは、もう取り返しがつかないし、無かったことにすることはできないけど(喜多川氏への調査、訴追などを止めてもよいという訳ではない)、被害者が自分に起こったことを正しく消化して、彼らが回復、前進していくためにも、このような性的被害セラピスト(トラウマ・セラピスト)の数をもっと増やして、アクセスしやすい環境をつくることが、早急に求められるべきでは。これは今回の事件の被害者に限ったこではないので。



3月23日:第5回WBCで侍ジャパンの通訳として活躍された水原一平氏。「兄弟のように、一緒にプレイしているマイク・トラウト選手に、Why you gatta get so nasty on him?(何故あんなにひどいこと(態度や言動)をした?)」を 「なぜあんなにエグい球を投げたのですか?」と訳している。「エグい球」って、野球に特化した表現としては、一般的なのかもしれないが、すごく的を得ていると感動した。


3月24日:朝から、まことにロンドンらしいお天気。雹が降って、土砂降りになった後、虹が出たよ。

取材でセンターへ。金曜夕方のオックスフォード・ストリートは雨にも関わらず混んでた。観光客もほぼ戻りつつあるが、イギリス観光協会によると、極東、特に中国からの観光客がコロナ前に比べると未だ25%減らしい。これはコロナだけに限らず、ウクライナ戦争による飛行ルートの変更(それによる航空運賃の上昇)、そして日本の場合は円安もあると思うが。

セルフリッジで、エルトンジョンのポップアップやってたけど、時間が無くて、ゆっくり見れなかった。今度行ったら、ちゃんと確認したい。

3月25日:今週はラグビーで締めくくり。次男が所属(というのか?まだ14歳なので、DPPなのだが)する、London Irish、プロチーム のプレミアリーグ戦を観戦してきた。相手は、Northampton Saints。ラグビーはフットボールと違って、観客のシートにアロケーションがないので、トライのどよめきで、どっちのチームのサポーターかが分かる。とは言え、俄然London Irishの方が多かったけど。とても良い試合で、次男も学ぶところが多かったと大満足。やはり生のスポーツ観戦はよいね。


次男が飲んでいるのは、Bovril という、ビーフコンソメスープ。
塩辛くて、身体が温まる。
この帽子、可愛かったかも。買えばよかった。
帰りの電車の中で見た、London Irish サポーター。
どうなってるか、わかります?


イギリスは、今夜(明日26日午前一時)より夏時間となり、日本との時差は8時間になります。

(今週終わり)

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