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「美女優部」とは?

こんにちは 「美女優部」というネーミングで団体を立ち上げて
代表をしております、奥村まみ子(マミーナ)と申します。
私は普段、話し声も話し方も魅力的になる「話し声ボイストレーニング」と
「鎌利式プレゼン講師」をしており、「伝える」をもっと楽しく!をモットーに活動をしております。

この「美女優部」は2017年に、私がお伝えしている、話し声ボイストレーニングの受講生様の中から、「お芝居やってみたい!ミュージカルやってみたい!」というお声をいただいたところから、スタートしています。
私自身、高校大学時代7年間演劇に携わっておりましたので、その辺りの経験から、「じゃあ、みんなでやってみましょう!」と立ち上げました。

「美女優部」という名前は、みんなで取り組んだ時に、テンションの上がる名前にしたい!という、単純なネーミングだったのですよ笑

当時のブログ↓

その当時は、4年後に今回のような単独公演ができるようになるとは、全く想像していなかったので(願ったりもしていなかったです 汗)、今回は奇跡が起きている、としか思えない状況です。

今回というのは、なんと、今週末9月5日に
東海市芸術劇場多目的ホール(客席245名)で演劇公演をいたします。
(詳細はこちら)


コロナ禍により、無観客にてライブ配信&後日動画配信となりましたが、すでにお申し込みが190名を超えているそうで・・・
正直、本当に驚いていますし、
2017年の私に、こんな展開が待ってるよー!って伝えていたら、どんな風に思ったんたんだろう?なんて思います。

舞台に立つメンバーは、歴代、演劇経験はほとんど無し、
「演じてみたいという気持ち」があれば、関わっていただいています。

舞台経験者ではないのに、なぜ伝わるのか?

事前のリハーサルの状態で今回の舞台を関係者の方に観ていただくと、
「いや〜刺さりますね〜」「実は、私自身が・・・」「実は、家族で・・・」というお声をいただくことが多いです。それだけ、違和感なく届いている、ということになります。

演劇経験者ではないメンバーが舞台を作っているのに、なぜ
ストーリーが伝わっていくのでしょうか。

それは、私が思うに、それぞれの人生経験があるから、ということに尽きます。
それまでの経験、人生に起きた出来事、湧き上がった感情、寄り添った気持ち、などなど、
それがそのまま舞台で表現されていきますので、重みも存在感もとても大きいのです。人生経験が重なると、伝わり方も変わるのです。

今回のテーマは「大人のひきこもり」

今回の舞台のテーマは、大人の女性のひきこもり
ひきこもりを経験した女性たちが語る、
それぞれのストーリーとなっています。
脚本は、美女優部メンバーで作り上げました。

第一幕
ひきこもりのきっかけ (ただ、受け取ってもらうこと)
第二幕
ひきこもり脱出期 (シングルマザー編/主体的に動いてもいい)
第三幕
ひきこもり経験後 (働き方/自分の希望を伝える勇気)

ひきこもり、という状態は、厚生労働省によると
仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人とほとんど交流をせずに6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態を、ひきこもりといっているそうです。

まさに今、このコロナ禍で、否応無くそのような状態になっている方もいらっしゃるでしょうし、その分社会との分離感を感じていることもあるかもしれません。

「ひきこもり」になるきっかけは、人それぞれですが、何が辛いかというと
その後、社会復帰しようとする時にブランクを感じてしまい、社会復帰が簡単ではないという状況に陥りやすいそうです。
そして、その過程にも支援の必要性があるのですが、ただ国ではまだその辺りの体制が整えられていないようです。(アウトリーチという専門用語になるそうです)

アウトリーチとは・・・福祉分野では、「支援が必要であるにもかかわらず届いていない人に対し、行政や支援機関などが積極的に働きかけて情報・支援を届けるプロセス」のこと
(こちらのページから参照)
https://outreacher.ova-japan.org/definition-of-outreach/

私たちが今回
何故、このテーマでお芝居を作ったのか?というと・・・

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今回、この演劇公演は「主催」をしていただいています

今回、この公演を主催してくださっているのは、
「大人の社会参加を応援する学びの場 Mirai Terrace+」さんです。
代表の塚本こず恵さん ご自身の経験から、こうした団体を立ち上げ
社会参加をどのように支援したら良いのか?という取り組みのひとつに
こちらの公演を取り入れてくださいました。

理由は、「美女優部のお稽古でのみんなの忌憚ないやり取りを見て、ブランクを感じている人には、こういう人間関係の在り方や関わり方、一つのものを一緒に作り上げていく体感が必要!!!」と強く感じたから、とのこと。

それだけ私たちは、演劇のお稽古の時は、突っ込んでやり取りをしています笑

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塚本さんから「演劇公演の主催をしたいんです!」と 、お申し出をいただいた時は、正直驚きました。できるかな?という不安がなかった訳ではありません。ただ、その時に見せてくれた年間計画に本当に素晴らしくて
とてもしっかり練られたものでした。
塚本さんが当事者だったからこそ、「いつ、どこでどんな風に困り、どんな支援があったらいいのか?」が考えられた年間計画でした。

その経緯があったからこそ、今回の舞台のテーマを何にするか?と考えた時に、「ひきこもり」をテーマにしよう!と決めました。それは、私たちも学びたかったし、そのストーリーを演劇にすることで伝わる力がグッとアップする!ということに気づいたから、でした。

このような流れで進められてきた、演劇公演
本来であれば、2021年2月に上演予定でしたが、コロナ禍により延期に・・・
ようやくこの秋上演という運びとなりました(無観客で残念ですが)

キックオフは2020年7月でしたから、そこから約1年作り上げてきました。

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途中、キャストも入れ替わったこともあり、
今もギリギリまでお稽古を重ね、「まだ足りない!」と全員、頑張っています!

簡単に会って稽古ができない状況も続きましたから、オンラインでの稽古を頻繁に開催。こうして「上演ができる!」という今を迎えられることが、ただただ嬉しく有り難く・・・私たちも感染対策を徹底し、本番を迎えます。

今回の秋の公演については、クラファンも実施しました

公演が延期となり、資金調達が厳しくなってきたときに、塚本さんの判断でクラファンが実施されました。
そこには美女優部メンバーのリターンも入っていて、それぞれの個性や強み、特技を活かしたクラファンとなりました。

ブランクがあってもあきらめない!誰もが自分らしく活躍できる社会をつくりたい!!

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有難いことに、見事達成!
「地元愛知県のために何かしたい!」とずっと思っていたので、と大きな支援をくださった方もいました。

このように、ここまで、本当に多くの方からエールをいただきました!!!
これは、「美女優部」という枠を超えて、もっと社会に世の中に役立つものに発展していくのかもしれない・・・と何かしらの兆しを感じています。

でも、今はただただ目の前のことを一生懸命に・・・

初舞台のメンバーも多く、不慣れなことも多々あると思いますが、
見守っていただけますと幸いです

ライブ配信&動画視聴のお申し込みはこちらからhttps://miraiterrace.net/yumesupport

(ゲネ:本番同様のリハーサルにて)

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お読みいただき、ありがとうございます
美女優部代表 奥村まみ子

奥村の情報はこちら http://www.voip-school.jp/

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