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自分の声についての「とらえ直し」

こんにちは 奥村まみ子です
声についての考察を、深めていただいてますでしょうか。
「声は履歴書」 こちらの記事にて、ご自身の声について探求を深めるためのワークをお伝えしています。

少し話は変わりますが、
今は、空前の!?声優ブーム のように言われていますね。
『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
などのアニメのヒットも続いています。
(どちらも観てきました♪)
また、メディアでも、声優さんが表に出られてお話しされているシーンが増えました。だからこそ、声優になりたい!声を使った仕事をしたい!という方も増えてきたように思います。声についての興味関心が高まっていて、私は嬉しい限りです。

そのようなブームになっている「声」。
ただ、声は目に見えません。

だからこそ、よくこのような解説を見かけました。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」を使った説明です。(出典はこちらから

表情やジェスチャーである視覚情報が与える影響は最多の55%。笑顔で話すのと無表情で話すのとでは、印象がまるで違うのです。次に、話の内容、言葉の意味を指す言語情報が与える影響は最小で7%。
最後に話すスピードや声のトーンなどを指す聴覚情報が与える影響は38%。穏やかに話すか、怒鳴りながら話すか、話し方の違いで同じ内容でも相手への伝わり方は変わるのです。

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このように、聴覚情報も、印象形成に影響がありますよ、と示唆されています。

さらに今は「声」にフォーカスが当たりやすくなってきました。
なぜなら、個人メディアでの発信に「声」も必要になってきた、からです。(clubhouse、voicy、standFM などは、音声のみのコミュニケーションや発信ツールになっています。)

だからこそ、「声」に対する自己認識が、どうなのか?は大切な要素で、その自己認識から、「声」の印象に影響が出ています。
「自分の声に対する認知」によって、声の状態が変わる。
自分の声に対して、どう思っているか?によって変化するということ。

自分の声は・・・
明るい?優しい?色っぽい?
キツイ?大きい?激しい?
弱々しい?自信なさそう?
暗そう?真面目そう?不真面目そう?

今、こちらをお読んでくださっているあなたはどうでしょうか?
「自分の声をもっと活かしたい!」なら、
自分の声の個性や強みもとらえておくと良いですね。

では、「声」についての認識を、どう転換していくのか?
それについてお伝えします。

ひたすら書いていただいた、その声に対する「認識」
この思い出のとらえ直し、をしてみましょう

例えば、前回の私の記事「講師デビューの失敗」
これをどうとらえ直しすると良いでしょうか。

講師として、大事なシーンで失敗してしまった 涙
その後1ヶ月はずっとクヨクヨしていました。その後も、そのパーティでお会いした方と再会して、お話しするたびに
「あ!あの時、声が枯れてましたもんね〜!」と、もちろん悪気なく言われます。
「そうなんですよね 苦笑 あの時、声が突然出なくなっちゃって・・・」
その話題になるたびに、落ち込む私。
苦しかったな

でも、ですよ
そこから私は、ものすごく真剣に声に向き合うようになったんです!!!
声についての勉強を、もっと深めました。

その時に出会った本で、とても学びになった本はこちら

「声のなんでも小事典―発声のメカニズムから声の健康まで」

(声が枯れてしまう理由、声は身体と心の状態がリンクしている、声の出る仕組みやそれに伴う筋肉の動き、などなど、声についてもっと詳しく知りたい方はこちらをお読みくださいね。)

そんな風に、ネガティブな出来事のおかげで、より深掘りしよう、勉強しよう、同じことが他の人に起こったら対応できる私になろう!と決意することができたのです。

そのおかげで、「ボイストレーニング」をもっと深く、お伝えすることができるようになっていったのです。

と、こんな風に♪

声に対して、もしネガティブな思い出がある方は、ぜひ
振り返って、そこからの経緯をとらえ直してみてください。

今までの受講生様で、「歌が苦手なんです」とお話しされる方がいました。
「どうしてですか?」と聞くと「音痴なんですよ」とお話しされます。
「でも、本当は歌が大好きで、カラオケに行くのも楽しいし、歌うことってそもそも楽しいことですよね」とおっしゃる。
「じゃあ、今日は歌ってみませんか?」とレッスンの中で、好きな曲を歌っていただくことにしました。
その歌を聴くと・・・音痴ではなく、音程をしっかり取ることができています。
「え?どこが音痴なんですか?ご自身でそう思うんですか?」
と尋ねると
「はい、そう思うんですけどね・・・
ただ、昔付き合っていた彼とカラオケにいった時に『音痴だね』ってボソッと言われたんです。その一言に傷ついてしまって、歌は歌えない!って思っちゃったんですよ。その彼のお家は、家族みんな歌が上手くて、そのレベルが当たり前だったみたいで・・・。私の歌は、下手なんだな〜って思ったんです。それ以来、苦手なままなんです」
「そうですか・・・ でも、今実際に歌をお聴きして、音痴だとは、まっっっっったく思いませんでしたよ!どうしてそんな風に言われたのか、理解できないくらいですよ。」
「え?ホントですか?私、歌ってもいいのかな」
「そりゃいいでしょーーーー!それに、誰に許可をもらう必要なんてないですよね〜!歌を歌うのに。もっと歌いましょうよ!!!」
とお伝えして、そこから歌のレッスンをスタート。

一曲を満足いくように歌えるようになり、その後、お友達にお披露目をするために、そうした機会をご自分で作られて
「歌ってきました!歌えました!!!!!」と、満面の笑みと涙で、ご報告いただきました。

言っている本人は悪気なく、言われた一言。それに傷ついてしまった。
声に対するネガティブな思い出って、そういうデリケートなこと。
繊細なことだったり、します。

またもう一つ着目すべきは、
「歌を歌ってもいいの?」と、自分から制限をかけていたことに気づき
それは、もしかしたら
「大切な人に言われたことは絶対!」という自分の価値観を「とらえ直す」必要があるからこそ、出てきた壁なのかもしれません。

大切な人に言われたら、絶対守らなくちゃ!その人が正しいんだ
そういう風に考えているうちは、最終的な責任を「人任せ」にしています。
そのことに、気づくための出来事、だとも言えますね。


心理学の観点からだと「課題の分離」
私と人は、違う
人に言われたことの「何を選択するのか?」は自分で決めること、だから。

そんな風に深掘りしてみてくださいね。

その認識を、どう「とらえ直し」しましょうか?


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