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声とストレス

こんにちは 奥村まみ子です
「声は履歴書」の前回記事を読んでいただいた方、ありがとうございます
ワークはできましたか?
って、そんなにすぐできることではなく、時間がかかるので隙間時間を見つけて、是非トライしてみてくださいね。
自分年表って、一度作っておくと振り返る時、便利ですよ!
そこに、和暦と西暦と自分の年齢を入れておくと、さらに何か聞かれた時に答えやすいんですよね。
私は、一度作った年表がかなり役立っています♪

さて、ワークができた方に質問です!

自分にとって、辛い出来事や嫌な出来事があった時の、自分の声ってどうなっていましたか?
きっと、思うようには声が出ていなかったのではないでしょうか。

また、もっと深刻な場合もあります。
例えば、
・声が出なくなってしまう「失声症」(心因性発声障害)
・ストレスがかかりすぎて声が枯れてしまった など・・・

声帯を病院で診てもらっても、異常がない、という場合、心理的なことが原因として考えられるようです。

医療法人弘心会 武蔵の森病院 岩瀬 利郎 先生によると・・・
(こちらより引用)
https://fdoc.jp/byouki-scope/features/aphonia-symptom/

失声症とは、咽頭や声帯など、声を出す器官に異常が見られないのに、突然まったく声が出なくなったり、出たとしてもしゃがれたりかすれたりしてしまう症状のことをいいます。脳の言語を司る部位に異常は見られないため、聞いた言葉は理解できます。

失声症の場合、喉や声帯に異常が見られることはなく、原因は喉を動かす筋肉にあるのではないかと考えられています。
声を出すためには、喉を動かす筋肉を使う必要がありますが、それには少数の『随意神経系』と、多くの『自律神経系』の中の、『迷走神経』という部分が関わっています。
自律神経系は大きく分けて緊張したときに働く『交感神経』とリラックスしたときに働く『副交感神経』の二つに分けられ、迷走神経の多くは副交感神経になります。
声を出すには、随意神経系と自律神経系が協調して働かなくてはいけません。しかし、強いストレスを受けると交感神経が強く働きすぎることにより、随意神経系や副交感神経と連携する働きが弱くなってしまいます。

そのため、喉の筋肉がうまく動かなくなり声が出なくなると考えられているのです。

失声症 迷走神経 図-1-4

こうした知識を得ると、「声が出るのは当たり前!・・・ではない」
と気づくことができますし、声の大切さを改めて感じることができるのではないでしょうか。

また、失声症は、皇后美智子さまも発症されたことがあるそうです。

平成に入って間もない1993年(平成5年)に突然倒れ、数ヶ月間「失語症」によって声が出なくなってしまったことがあります。

私はリアルタイムでその出来事を知っていた訳ではありませんし、本当の事実を知るのではありませんが、この時も、大きなストレスがかかっていたことが原因、と言われているようです。

かく言う私も・・・
声の履歴書に書き忘れていましたが 汗
声が出なくなったことがありました。

それは、講師になったばかりの時、当初所属していた団体の周年パーティが開催されました。
私は、講師として皆様にご挨拶と、ステージの披露もありまして、歌とスピーチをする予定でした。本社が東京でしたので、前日入りして、パーティの準備をしながら、自分のステージの準備もして・・・
前日の打ち合わせから、声に異変が起きました。
「ん?声が変・・・」
それでも、まだまだ準備があったので、ほぼ徹夜。
当日、会場について慌ただしくセッティングをして、いざ始まった時に
声が出なくなってしまったのです。

歌も歌えない、スピーチもままならない
講師挨拶では泣くのを堪えて、挨拶終了
帰りの移動で悔しい思いを抱えながら、帰宅しました。

この時の講師メンバーと
(顔で笑って、心で泣いて)

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あとで、自己分析をすると
・睡眠時間が少ないことは、声にとって負担なので、徹夜は良くなかった
・準備に集中して、自分がステージに立つことがおろそかになっていた
・講師として、立派なスピーチをしなきゃ!!!とプレッシャーがかかっていた(自分でものすごくかけていた)ので、それがストレスフルな状態
ということだったと思います。

講師として、最悪のお披露目デビュー

こんなことがありながらも、続けてこられたのは
周りのみんなの応援のおかげでした。それは間違いないです。

声は「発するもの」 
その「発する」ことに対して、心理的が不安が強いと、自分が思うような声にならない、ということではないでしょうか。
それを知った上で、じゃあ、どうするのか?
という問いかけを、次におこなっていきます




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