入院中

2日前から入院している。
精神科だ。
私はついに、入院を選んで実践している。

死にたいと思いながら生きる日々に限界を感じて。
セックス依存症のような自分に限界を感じて。
死にたくて死ねなくて生きたくて死にたくて。

この矛盾だらけで同仕様もない私をどうにかして奮い立たせたくて。

でも一人の力じゃもう立ち上がれないと気付いた。
同じことの繰り返しで、ある人は呆れを感じて離れ
ある人はそばに寄り添っていてくれ
ある人は…

意外と周りに人はいるのだな、とおもいながら
4時頃に目が冷めてから寝付けずにいる。

ここは精神科病棟。
自殺予防のため、コード類は全部没収されている。
大丈夫だよ、わたし自殺しないよ。
充電器ないと不便だから返してよ。
じきに返されると思うけど。

私は何を望んでいまここに存在しているのか。
また働きたい、でもまた受け入れてくれるのか?
派遣も一旦退社になるだろう。

うつ病で苦しんだ結果、入院までした私を誰がひろってくれるんだろうか。
仕事も、プライベートも。

入院生活はコロナの関係で最初の1週間ほどは隔離生活。
ある人はそれを退屈に思い、ある人はそれをここちよくおもう。
私は家にいたときから午前中は重い体を起こす気にはならず眠っていたし、午後は自然治癒を信じて外に散歩にでかけた。
したくもない化粧と身支度を終えて。

それがどうだ。
入院生活はそれをしなくてもいいのだ。
わたしにとってはハッピーライフである。
退屈ではない。寂しくもない。先々の不安はある。

午前中は眠っていて、午後は少し元気があればイラスト制作に勤しんでいる。

「コロナの関係で最初のうちは部屋にこもって寝て生活する感じですか」
私が尋ねると看護師さんは
「そうなりますね、ご不便おかけして申し訳ないです…」
と申し訳なさそうに言った。

快適だよ。
重い体を起こす必要もなく、自分の気持ちが向いたときに体を起こせばいいのだから。

心配なのは費用面だ。
あまり長く入院していられない。

ああ、長々書いてたらもう一時間が経った。