高校生を支援するキャリアコンサルタントを英語で言うと?
現在の私の本業は、キャリアコンサルタントとして高校生の志望理由書や小論文を添削することです。そこでDMM英会話で職業を聞かれた時(what do you do?)は、”I'm a employment counselor for high school students.”と答えていました。しかし、仕事内容を説明すると、先生方が微妙な顔をすることもありました。
一応、通じているみたいなのに先生方が微妙な表情をされるのはなぜかと疑問に感じていたのですが、あるフィリピン人の先生がその理由を教えてくださいました。高校生を支援するキャリアコンサルタントは英語だとガイダンスカウンセラー(guidance counselor)と言うそうです。
「英辞郎」で調べてみたら、以下のように書かれていました。
guidance counselor
〈米〉〔高校の〕進路指導教員
guidance counselor in a high school
高校の進路[生活]指導員[指導担当教師]
※以上、https://eow.alc.co.jp/search?q=guidance+counselor より引用。
私の仕事は高校生の就職支援のみではなく、進学の方をメインにもサポートしているので、確かにemployment counselor(職業カウンセラー)というより現状に合っている気がします。しかも、employment counselorの場合、aではなく"an employment counselor"と言わないといけなかったこともに気が付きました。下手な英語なりに外国人の練習と会話レッスンをして良かったです。
私の職業はガイダンスカウンセラーというようにした途端に、外国人の先生方が仕事内容の詳細について興味を持って雑談してくださるようになったので、とても勉強になりました。例えば、「自分の長所がわからなくなっている高校生にはどのような問いかけをするの?」と質問をしてくださったので、以下のように答えました。
I usually ask them about their extracurricular activity.(私は普段、学生に課外活動のことを聞くことが多いですね)
私の場合は、キャリアコンサルタントの先輩方のご指導を踏まえて、高校生の皆様は学生生活で努力したこと、困難を乗り越えたこと等があることが多いので、長所を培った体験を聞くようにしています。そのことを英語で伝えようとした結果、上記の英語になり、一応通じました。
そして、フィリピンのガイダンスカウンセラーさんはValues Educationも担当するそうです。複数の先生が”My friend is teaching Values Education."とおっしゃっていました。”Values Educationについて調べたら英語のサイトが見つかり、価値観教育(道徳的教育)のことだとわかりました。
日本では小中学生を対象にしたキャリア教育が注目されていますが、日本でいうキャリア教育と思ってよいのか、それとも道徳の授業に近いのかが英語のやり取りからは分からずもったいなかったです。英語力が向上して先生方とのやり取りを深められた際は、Values Educationについても補足説明できればと思います。
この記事をお読みくださった皆様、ありがとうございました。
●現在、レッスンで使用しているテキスト
DMM英会話の先生のお勧めで『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)』を使ってレッスンしています。
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英会話でよく使う文法を短いセンテンスで練習することができ、私のブロークンな英語が少しずつ改善されてきました。単語では英会話できるけど、文章で話すのは難しいと感じている方にお勧めの本です。
※この記事は2023.4.3に「英語の微妙な表現の違い」に公開したものを再UPしました。その際、題名を「ガイダンスカウンセラーとは?」から改めました。