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シンガポールで数えきれないほど食べているエコノミーライスを紹介する
スポットライトで照らされたショーケース。大皿にこんもりと盛られたたくさんのおかず。眺めているだけでお腹が空いてくる、エコノミーライスの屋台。
きょうは、わたしたち夫婦がシンガポールで数えきれないほど食べている、エコノミーライスの紹介をさせてほしい。
エコノミーライスとは。肉や魚介、野菜などの十数種類のおかずから2~3品選び、ご飯と一緒にいただく。いわば、どんぶりスタイルだ。
シンガポールだけでなく、マレーシアやインドネシア、ベトナム、タイでも食べられているのだそう。
おかずは鶏・豚・魚の唐揚げをはじめ、蒸し魚や麻婆豆腐、点心にあるような鶏足もあり。野菜はモヤシやゴーヤ、オクラ、ブロッコリーなどが使われいて、よりどりみどり。家庭料理のような親しみやすいおかずばかりだ。
その多彩なバリエーションもさることながら、名前の通りエコノミー=経済的な価格もうれしい。立地にもよるが、安ければ一食3ドル、高くても7ドルほど。
その一方で、不明瞭会計であることがなんとも初心者泣かせだ。一応、店頭に大まかな価格表があり、一般的には野菜、肉、魚の順で安いとされているが、おかずごとの値札はなく、会計するまでいくらになるかわからない。
想定より高くなったり、安くなったり。或いは盛りが良かったり、悪かったり、というのもしばしば。その日によって当たり外れを楽しむ気概が必要かもしれない。
何にしろ、肉も魚も野菜もお腹いっぱい食べられてこの価格帯は、庶民にとってありがたいことだ。
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ところで、エコノミーライスはショッピングモールにあるフードコートでもよく見かけるが、おすすめはHDBにあるコーヒーショップ(半屋外のフードコートのこと)にある屋台だ。
狙い目は広く、おかずの種類が多い屋台。「種類が多いからおいしい」というのもいささか短略的な気もするが、実際種類の多い屋台の方がおいしい傾向にある。何より、選ぶのが楽しい。
エコノミーライスのごちゃまぜ感は愛嬌だ。グレイビーソースを吸ったご飯は旨味を増して、おかずをより高みへと導いてくれる。家にサンバルがあれば心強い。
何度食べたかわからない。きっとこれからも食べ続ける。わたしたち夫婦のお気に入りだ。
これまでに食べたエコノミーライス
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