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「好き」を綴る365日、346日目。

スズカケの木が好きです。

今朝、我が母校である大学の前を通りかかりました。
正門から見えたのは、美しく紅葉したスズカケ並木。

ああ、そうだった。
わたしはこの時期の学内を歩くのが大好きだったんだ。
一気に気持ちが30年前へトリップ〜♩

6年前、子どもたちを連れて学祭へ遊びに行ったときの1枚。わたしが在学していた頃よりさらに背が伸びたスズカケの木に、感慨深いものがありました。
同じく6年前、拾いあげたスズカケの葉。

秋になるとスズカケ並木を見上げながら歩いたっけ。
「実が落ちてきて当たったら痛いよねーぇ!」とか、ちょっとドキドキしながら。
あのまぁるくチクチクした実、なんだか憎めなくて好きなのです。

スズカケの葉は葉で、モミジとは違う趣があります。
シルエットがふっくらとしている、といいましょうか。
葉のサイズ自体はモミジよりも随分と大きいのに、かわいらしく感じるんですよね。

スズカケの木、背が高いところも好き。
見上げたときに視界一面に枝葉が飛び込んできて。
そこに埋もれ、包まれたような錯覚に陥ります。
葉の隙間に見える空が、シーグラスのような欠片に感じられて。

昨日、護身術の奥さん先生が「秋は、咲いているお花があまりないから風景が寂しいでしょう」とお庭や裏山を眺めながらつぶやいておられました。
いえいえ! そんなことないですよ!と、わたしは即座に否定。
確かに、お花は少ないかもしれない。
でも、実りの秋。
赤や濃い紫の実、どんぐりの実。
パカーン!と口を開けたアケビやザクロの実。
いろいろな〝実り〟が見られて楽しいですし、心が豊かになる♪
今、我が家のキッチンカウンターには野ばらの実や冬イチゴを活けていて、キッチンに立つたびに嬉しい気持ちになります☆

そして、紅葉。
モミジだったり、サクラだったり、スズカケだったり。
気温の変化とともに少しずつ色づくさまは、木や山が衣装替えしているようで見惚れてしまいます。

先週の日曜に「別格の赤」を見つけたので、紅葉ももうピークを過ぎたなー・・・と思っていたのですが。
昨日のドライブではまだまだ楽しむことができました。
明日も紅葉が楽しめるかな♪
週末に思いを馳せる午後のひととき。

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