「好き」を綴る365日、346日目。
スズカケの木が好きです。
今朝、我が母校である大学の前を通りかかりました。
正門から見えたのは、美しく紅葉したスズカケ並木。
ああ、そうだった。
わたしはこの時期の学内を歩くのが大好きだったんだ。
一気に気持ちが30年前へトリップ〜♩
秋になるとスズカケ並木を見上げながら歩いたっけ。
「実が落ちてきて当たったら痛いよねーぇ!」とか、ちょっとドキドキしながら。
あのまぁるくチクチクした実、なんだか憎めなくて好きなのです。
スズカケの葉は葉で、モミジとは違う趣があります。
シルエットがふっくらとしている、といいましょうか。
葉のサイズ自体はモミジよりも随分と大きいのに、かわいらしく感じるんですよね。
スズカケの木、背が高いところも好き。
見上げたときに視界一面に枝葉が飛び込んできて。
そこに埋もれ、包まれたような錯覚に陥ります。
葉の隙間に見える空が、シーグラスのような欠片に感じられて。
昨日、護身術の奥さん先生が「秋は、咲いているお花があまりないから風景が寂しいでしょう」とお庭や裏山を眺めながらつぶやいておられました。
いえいえ! そんなことないですよ!と、わたしは即座に否定。
確かに、お花は少ないかもしれない。
でも、実りの秋。
赤や濃い紫の実、どんぐりの実。
パカーン!と口を開けたアケビやザクロの実。
いろいろな〝実り〟が見られて楽しいですし、心が豊かになる♪
今、我が家のキッチンカウンターには野ばらの実や冬イチゴを活けていて、キッチンに立つたびに嬉しい気持ちになります☆
そして、紅葉。
モミジだったり、サクラだったり、スズカケだったり。
気温の変化とともに少しずつ色づくさまは、木や山が衣装替えしているようで見惚れてしまいます。
先週の日曜に「別格の赤」を見つけたので、紅葉ももうピークを過ぎたなー・・・と思っていたのですが。
昨日のドライブではまだまだ楽しむことができました。
明日も紅葉が楽しめるかな♪
週末に思いを馳せる午後のひととき。